【消えた天才】福原愛や石川佳純などトップを完敗させたのに、、、消えた若宮三紗子の悲劇
卓球元日本代表の若宮三紗子。オリンピックも目の前にして難病と向き合うことになる。
TBSにて放送され反響の「消えた天才」
ダブルスで福原愛とペアを組んだ彼女のブログから福原愛とのエピソードを紹介しよう。
2017年の2月9日。
尊敬する先輩であり元ダブルスパートナーの福原愛ちゃんの結婚式に招かれた。
場所は東京ディズニーリゾートのアンバサダーホテル。
もう2年以上前の事だが今でも強く印象に残っている。
愛ちゃんと私の関係は中学生ごろまで遡る。
はっきりした年齢は覚えていないが、たしかワールドツアーで夜ご飯に一緒に行ったことが仲良くなったきっかけだったように思う。
愛ちゃんは3歳から卓球を始めて『泣き虫愛ちゃん』の名で日本人なら誰もが知っている存在だ。
そんな愛ちゃんと2014年からダブルスを組ませてもらっていた。
ペアを組んだ当初は足を引っ張らないかとても不安だったし、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
そんな不安がなくなるように愛ちゃんはすごく気遣ってくれていたと思う。
年齢的には愛ちゃんの方が1つ年上。
しかし『愛ちゃん』と私が呼び年齢差などないように接してくれていた。
そして私が抱えている病気のことについても、その当時は公表していなかったため、愛ちゃんにも伝えられていなかった。
しかし、私の変化に気づきさりげなく身体のことをずっと心配してくれていたのも愛ちゃんだ。
それが私にとっては何よりも嬉しかったし、いつの間にか不安も消えていた。
愛ちゃんと組んだダブルスでは2015年の世界選手権に出場しメダルは獲得できなかったが、ベスト8という成績を残すことができた。
メダルは獲得できなかったが本当に楽しくペアを組ませてもらい、感謝しかない。
そんな愛ちゃんの結婚式は人柄がまさに表れているようだった。
卓球界に限らず、芸能界・スポーツ界、そして海外からも沢山の参列の方が訪れ、愛ちゃん夫婦を祝福していた。
沢山の参列客の前でプリンセスのドレスと王子様の衣装を着た旦那さまの2人が笑っているのを見て、本当にお似合いすぎて何度も何度も見とれた。
今では、2児の母になった愛ちゃんだが、今でも変わらず気づかいと笑顔を忘れない、私の憧れだ。
いつか愛ちゃんと現役時代のようにペアを組み、次は卓球の楽しさを広めるために一緒に解説したいというのが密かな夢である。
▪️若宮三紗子
(スポーツジャーナリスト 解説)
1989.6.23
香川県出身
私立尽誠学園高等学校
立命館大学中退
日本生命
2018年3月をもって日本生命を退社、それと同時に現役生活を引退する
これまでの戦歴
・2007年インターハイ 女子シングルス優勝
・2008年全日本学生選手権大会 女子シングルス、ダブルス優勝
・2010〜2013年全日本選手 女子ダブルス4連覇(藤井寛子ペア)
・2014年荻村杯国際卓球選手権大会女子ダブルス優勝(福原愛ペア)
・全日本選手権女子シングルス3位
・2015年 ITTFハンガリーオープン女子シングルス優勝
・2016年世界選手権団体 銀メダル
・ITTF世界ランキングは最高24位
・2009年から2016年にかけて世界選手権に5度出場
病歴
・2012年の6月に国が指定している難病である全身性エリテマトーデス(SLE)と診断される
・現在は経過観察中
◾️若宮三紗子ホームページ