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【初共演!】水曜どうでしょう藤村Dとマキタスポーツが場末のスナックで『バカ友の国談義G3』北千住サミット

記念すべき第1回目のトークショー『バカ友の国談義G3』は北千住!?

ベストセラーとして話題となった『バカとつき合うな』(徳間書店)。この本に刺激されたことをきっかけに、ついに公式便乗本として今年3月、西田二郎氏とマキタスポーツ氏の共著によって出版された『バカともつき合って』(主婦の友社)。まさかの日本初の便乗本ながら、全国各地の本屋で両本が平積みされるという奇跡的な売り場を目撃した人たちが、写真を取って楽しむプチブームも起こっていたという。

6月30日に記念すべき1回目のトークショー『バカ友の国談義G3』@北千住が開催された。本書にも綴られている「愛すべきバカ」について熱く楽しく語るG2二人に加えて、勝手に呼び出される?ゲストを招いた3Gとして三者対談となる。そのゲストとは、TVマンである西田氏と交流が深く、北海道テレビ放送で『水曜どうでしょう』を立ち上げた藤村忠寿氏が登場!

場所は東京足立区北千住、会場がスナック「 レジャード」。見事なまでにオシャレ感を連想することもなく、イベントに行く前段階で面白いムードを感じさせる素晴らしいセンス。

さらに、藤村忠寿氏とマキタスポーツ氏は今回が初対面。その新しい組み合わせで広がるトークを一番楽しもうとしているのか……。何を隠そうゲストに白羽の矢を立てたのは西田二郎氏。小さな会場(スナック)に60人、立ち見が出るほど満員御礼!熱気が込上がるスタートになった。

バカ友本の世界観から『バカ王国』へ。遂にパスポートブックカバーが誕生

「理屈よりも日々感じていること。それが本来は大事じゃないのかな?」と西田氏。

「それがあったからこそ、僕は誘いに飛び込んでみたというのか、一人だったら絶対このスナックに入れないし、入りにくい。ジローさんみたいな人がいるから行けると感じられる。穏やかな日常の箱庭でいいタイプですから僕は。まず、何よりビックリしたのは打ち合わせですよ。」とマキタスポーツ氏。

藤村氏は笑いながら「“決まったわ”から連絡なくて一週間後に“北千住”そして今日、打ち合わせ、だもんね」。

マキタ氏はすかさず「結局打ち合わせで、藤村さん来てすぐ言ってた“ジローちゃん何?今日”って。そんな感じなのに行けることがすごいなって思いましたよ。でも反面、やっぱり知らないんだって。さらにやんわりと嫉妬心。2人の信頼関係がいいなと思いましたね」。

「期待しすぎることなく、未完成でええんやないの?期待があるから裏切られた気持ちも起こる。僕なんかは、期待しすぎることをしないようにと思っているわけよ。北千住でトークイベント、しかもスナックで。そもそも、みなさん期待して来られました?」と笑いと共に会場がさらに西田氏のトークに引き込まれる。

どうしても完成を求めたくなってしまう、完成を目指したいという人たちが多い。

決めつけて枠にはめてしまう流れは確かに感じられる世の中だ。そんな気持ちを解きほぐすように3人のトークは続いていった。

藤村氏からは『チャンネルはそのまま!』の撮影話、監督5人という新スタイルの現場で、それぞれの意見が分かれることはあっても、より意見を言いやすい空気感を作ること。盛り上げていくことを率先してやっていく。自分はやりたいところがハッキリしているから、「自分はコレがやりたいことなんだ」と周りに主張することもあるけど、遠慮して何も言えなくならないように自ら意見を出すことをする。

チャンネルはそのまま!は演出もそのままだった!

色々な意見が出てくると一つに絞れないと悩まずに、誰の意見を選択するかに気づいてもらうこと。取捨選択を技術スタッフも演者からもしていけるような環境は、みんなが選んでいいのだと感じられる良いムードとなっていく。その多様性を持つことが大事だと自らも感じ取れる場になったと言う。

その多様性がどうも面倒だと自主性を全面に出せない自分の性格をテーマに切り出したマキタ氏は「自分で決めてセレクトしていかないといけないことが多いスープカレーが苦手。もうシンプルなポークかビーフ2種類がいいのに。それでもカレースープを自主的にアレンジできる人がいるわけで、ならば自分もトライして組み合わせを楽しむようにはしているけど……多様性をストレスに感じるわけなんでね。だからこそ、君は君で僕は僕としていい距離をマナーとして、僕はバカともつき合ってお互いの生き方を笑い共有できること。辛いことは辛いけど、違う山を登っていても偶然山で合って協力できるようなことを今後もしていきたいと思ってます」

マキタスポーツのスープカレー論はたくさんのバカ愛が詰まっている。

西田氏は「この本は読んで欲しい、けどタイミングは人はそれぞれあるだろうから」と言う。「本をツールとして、バカが集まれる場所になることが理想。『バカの国』と例えたなら、イベントをして集まる場所に来るだけではなくさらに参加している面白さを提供したいと考えた。」そこで、その国へ入る許可書=パスポートブックカバーを発案。今後もイベントで集まってくれる人たちにはパスポートブックカバー提供して、カバーには入国スタンプ+マイレージも押してもらえる特典が待っていたとは!今回の参加者たちも笑いと驚きに包まれている。

人が引き込まれる魅力とは? 声質や話すリズムなのだろう

「ジローちゃんは不思議だよね。“せやろ”と同意を求めるような、その言葉に乗せられしまう。で、投げっぱなし多くない??しかも剛速球。取ったやろ!また間髪いれずスグ次を投げて、返そうと思っても本人はグローブ持っていない、っていうパターンあるよね。ジローちゃんのことはよく分かるから俺はいいんだけどね」と安心と信頼からなる発言の藤村氏。

マキタ氏も「ジローさんは声が印象的で勝手に信じさせられてる感じはとてもある。“せやろ”といわれたら、そうかな?そうだなって。ほとんど擬音で話すことがあって、ガラガラガラとかバババーッツとかも多いけど。巻き込まれていってしまうのは話すリズム感とか間がいいからだと思いますよ」

終盤では、お弁当タイムをはさみながら、それぞれ感じる西田二郎を語る面もあり、初対面だったはずの2人がすっかり打ち解けていることで楽しさが倍増。

「勢いだけでもなく、ちゃんと中身あることも言ってますから。仕事では特に説明もしっかりする面もありますよ。それにしてもマキタさんは音楽やったり役者したり、ふじやんはナレーションしたりしているし、その2人も声が印象的やと思うな」と西田氏。

タイミングとは不思議なもので便乗という発想で踏み出した勇気が、たくさんの人を楽しさに巻き込んでいる。また、同じ頃に本を出していたオリエンタルラジオの中田敦彦氏には、同じ狙いがあったのか否か、一触即発の便乗戦争に発展するかもと『バカともつき合って』の著者2人は次なるイベントへの不安を覗かせながらも、会場は笑いの絶えない心地良いムードのままに。

同時期の出版となっていた中田敦彦氏と因縁の対決か?いよいよ第2回のイベントが7/11に開催決定!イベント申し込みフォームはこちら。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSekM3OiL-0P6oMQkCEQRSMJG8WWUN7RGcnzbGYsyRuMam_VXg/viewform

期待せずに見逃すか、参加して進展を楽しむのか、愛しいバカでいられるかはアナタ次第。

楽しそうに連絡先を交換するふたり。ここからまた、新たな何かがはじまるかも

声や間への印象に驚きと共感を語る3G。また新しいアレンジに磨きがかかる予感を覗かせながら幕を閉じた。

巻き込まれるのも、巻き込むこともバカさを分かり合えるからなのだろう。それぞれ違う個性でお互いのバカを認め合える。感性が豊かな3Gのトークイベント。バカ王国にまで発展しているのだから。

(UNPORTALISM編集部:サネ)

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