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【テレビ離れに喝!?】テレビマンが書籍を続々と出版!?

テレビマンが本を書きまくっている。「¥マネーの虎、ダウンタウンDX、水曜どうでしょう、世界まる見え!テレビ特捜部、恋のから騒ぎ」数知れずの大人気番組を作り上げてきた敏腕ディレクター・プロデューサーたちが次々に本を世に出している。テレビ離れが囁かれる中で、テレビから離れてバイタリティー溢れる活動をしているのはなぜか。

ふバラエティーだけでなく、活動の幅を広げるのは、自分のスキルの誇示、自分の欲望だったりするのか!? 最近話題になっているテレビマン本四篇を紹介しよう。まずは、日本テレビのヒットメーカー。

すごい準備 誰でもできるけど、誰もやっていない成功のコツ!」栗原甚(著)

「準備」を制する者は、人生を制す

すごい準備とは、相手の心を動かす技術、相手に自分の思いを伝える準備。すなわち、すごい準備を身につければ、あらゆる場面において、望み通りの結果を手に入れることができる。仕事でもプライベートでも望み通りに!?なるという栗原氏。テレビの世界でもここまで準備する人も珍しく、同じ業界人らも舌を巻く出来栄えだ。

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栗原甚 北海道札幌市出身。日本テレビ/演出・プロデューサー。これまでに、「ぐるナイ」「行列のできる法律相談所」「踊るさんま御殿」「¥マネーの虎」等々の数多くのバラエティー番組を手掛け、特に、マネーの虎に至っては、海外へ輸出し、現地で演出・監修に携わる。ドラマ、CM、イベント、WEBで人気連載を抱える等テレビの枠に留まらず、メディアを超えてCreativityを発揮している仕掛け人だ。

続いては読売テレビと芸人の人生論。

バカともつき合って」 西田二郎・マキタスポーツ(著)

西野亮廣+堀江貴文がおくる「バカとつき合うな」の公式便乗本! 
OVER45のおっさん二人が効率的な若者世代に喝を入れます

生きづらさを感じ続けてきた2人が語る、もがいてもがいてきた人生を通して書いてある内容は、表紙とは裏腹にいたって真面目。飾らない生き方に勇気づけられるひと続出。大切な鍵となる言葉は「バカ」だった!?キンコン西野氏、堀江氏の「バカとつき合うな」の公式便乗本として発売初日に重版出来。またさまざまな場所でもイベントを展開するなどアグレッシブ。いよいよ「便乗」という遊びから、中味の「バカ」な生き方を伝える活動も始動!

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西田二郎(にしだじろう)1965年、大阪府生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、89年に讀売テレビ放送入社。バラエティ番組の制作に携わり、営業企画開発を経て現職は編成局チーフプロデューサー。「ダウンタウンDX」「ガリゲル」「11PM」「松紳」など大人気番組を数多く手がける。ミュージシャン「NJ」としても日本クラウンに所属し、一般社団法人「未来のテレビを考える会」代表幹事も務める。本書にもある型にはまらないパラレルな生き方を、自身の人生を通して伝導している。

マキタスポーツ (槇田雄司)1970年、山梨県生まれ。俳優、著述家、ミュージシャンなど多彩な顔を合わせ持ち、ジャンルを横断した活躍を見せている。スポーツ用品店だった実家の屋号を芸名に。映画『苦役列車』でブルーリボン賞新人賞受賞。近年では、芸人初のFA宣言!!越境芸人として類をみないエンターテインメントを追求し、芸人の枠を超えた活動を展開!

ローカル局の雄、北海道テレビからは、

仕事論」 藤村忠寿・嬉野雅道(著)

『水曜どうでしょう』2人の名物ディレクターが語る「働き方」の本質

テレビマンとしてすでに数々の本を手掛けるふたり。「水曜どうでしょう」が切り開いた地方のテレビ局の活性化の糸口は、水どう的な働き方にあり!組織の中で仕事をする面白さ、特にうまく利用するという考えには驚いた!働き方改革にまだしっくりきていない、組織を離れろ!起業だ!という風潮がある今でこそ読むべき一冊なのかも知れない。大人気番組水曜どうでしょうの制作誕生秘話も!?

仕事論」 藤村忠寿・嬉野雅道(著) AMAZONでの購入はこちら→ http://urx.red/TODI

藤村忠寿(ふじむら・ただひさ)1965年、愛知県生まれ。愛称は「藤やん」。90年に北海道テレビ放送入社。チーフディレクターとして「水曜どうでしょう」を立ち上げ、番組のディレクションほか、ナレーターとしても登場し、あくまでロケに同行する「しょっちゅう見切れるディレクター」として出演者と同様に登場する。HTBスペシャルドラマ「歓喜の歌」「チャンネルはそのまま」「ミエルヒ」などの制作、役者としての一面もある。

嬉野雅道(うれしの・まさみち)1959年生まれ。佐賀県出身。愛称は「うれしー」。「水曜どうでしょう」ではカメラ担当ディレクターを務める。大泉洋主演ドラマ「歓喜の歌」ではプロデューサー、安田顕主演ドラマ「ミエルヒ」では企画プロデュースを担当し、ギャラクシー賞テレビ部門賞など数多くの賞を受賞している。

「水曜どうでしょう祭2019開催!」

そして最後は日本テレビを卒業後もアグレッシブにメディアを闊歩するテレビ界のレジェンド。この本は働き方や人生論ではなく、テレビ局の裏側の人間模様をテレビの深い現場を知っているからこそ書ける迫真のリアリティでお届けするフィクション。

泥の中を泳げ。」 吉川圭三(著)

テレビの世界に道徳など存在しない 偉大なるテレビマンが痛快に描く エンタメ小説!!

これはあくまでも小説。あまりのリアリティにノンフィクションかと見紛うばかりだが、そのリアリティの紡ぎ出し方こそ吉川氏の真骨頂なのだろう。内部を知る人はヒヤリとする描写も多いが決してリアルを描いているのではない。氏の番組が追求してきたテレビのリアリティそのままにエンターテイメント性の高い人物の削り出し方は、既存の小説家のそれとは一線を画す。作品は「やりたいことがあるのなら、耐えて目の前のことに全力を尽くせ!」作品中の登場人物たちが放つ言葉に胸を熱くする。テレビ界に蔓延する“視聴率至上主義”の裏で何が起き、外資系動画配信が勢いを増す中で、日本のテレビ界はどう変わろうとしているのか。華やかな世界の裏側で働く社員たちの人間ドラマを圧倒的リアリティで描く。日テレ黄金時代の一翼を担った偉大なるテレビマンが描くのは、テレビへの希望か、はたまたテレビの限界なのか?

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吉川圭三(よしかわ•けいぞう)1957年生まれ。東京都出身。「世界まる見え!テレビ特捜部、特命リサーチ200X、1億人の大質問!?笑ってコラえて、恋のから騒ぎ」などでディレクター・プロデューサー・チーフプロデューサーとして、現場で様々な指揮を取り、日本テレビ黄金時代の一翼を担ったヒットメーカー。KADOKAWAコンテンツプロデューサー、ドワンゴ営業本部エグゼクティブ・プロデューサー。早稲田大学大学院表現工学科非常勤講師を務める。

本が伝えたいこと伝わること 

冒頭を読んだだけで浸ってしまう内容ばかり。これらの本に書かれてあることは、フィクション、ノンフィクションに関わらず「働き方、生き方、立ち回り」についてが多い。著者はいずれも自分と向き合い、模索しながら自分の可能性を信じ、持ち得た力で他方へと面を広げている。だから、惹かれてしまうのだろうか。

吉川氏の小説もテレビの現場に身を置かなければ決して書けないこと。テレビのリアリティを知る人間だからこその表現はテレビの箱に留まらない才能の発露になる。巷ではやりたいこと、好きなこと、個人の多様性という言葉を耳にすることが多くなった現代にテレビの凄まじい現場から紡ぎ出された数々の言葉を今こそ読んでおくべきではないだろうかと、読めば読むほど思わされる。

令和元年の今年のうちに、この4冊は必ず押さえたい!!

(UNPORTALISM編集部)

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