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【続編】熊本県の現状と支援活動を覗いてみる。

【迅速な反応】熊本の大雨被害に反応し動き出したキングコング西野亮廣

前回の記事では、キングコング西野さんの支援活動や、

スナックCandy熊本の代表である井野さんに実際に取材をした内容である

今回は、その続編ということで、

前回の話をより具体的にしたものにしようと思う。

今回の記事の内容は

熊本県に住まれている方で

実際に大雨の被害を体験した方から聞いた話である。

かなり、シビアでリアルな内容となっている。

それでは早速、記事を見ていこう。

50年に1度の豪雨が熊本にもたらした悲劇

今回、熊本県で起きた大雨被害はニュースで見る限りかなりの被害が出ている。

浸水、行方不明者、商品の廃棄、など様々である。

そこで、実際はどうなのか?ニュース通りなのか?

そんな疑問が浮かび、

今回、熊本県人吉市出身で熊本市在住の方に実際に話を聞く機会ができたので質問してみた。

※人吉市は、今回の大雨で被害を受けた市の1カ所である。

その方に気になる点を4つにまとめて尋ねてみた。

1.今回の大雨でどのような被害を受けたのか。

2.今回の大雨被害を受けて感じたこと。

3.今の熊本県人吉市の状況。

4.今後同じ被害に遭われた方々へ伝えたいこと。

の4つを尋ねてみた。

※取材は7月10日にしたもので、今の状況と少し異なることがあります。

1.今回どのような被害を受けたのか。

「今回の大雨の被害は報道の通りと思って頂いても構わない。しかし、もっと詳しく言うと、電気が通っていない場所もあり、通信環境も悪くネットが繋がらず、現地の方に正確な情報が届いていない場合がある。孤立してる方が多い。また、町は高齢者が多く、コロナウイルスの影響もあり外出制限や、身内の県外からの支援が出来ない。そして、電波が悪いため電話もつながりにくく、安否確認も取れていない方もいる。

仕事面では、家は被害あるけど、職場に被害がなく、通常どおりの稼働をしてる場合、出勤できないスタッフが多く、人手不足で困惑している。

水は水道から出ますが、下水道はあまり流さないで下さいとなっている。下水道を処理する場所も被災していて、大量の下水を処理できないから。そのため、トイレ問題も発生している。簡易トイレの普及もまだまだ追いついていない。」

2.今回の大雨で感じたこと

「人吉では被害のあるかた、ないかたに分かれていて、被害の無い方は自分達が被害なく、掃除など苦労していないことに対するギャップに気持ちが疲れていました。

また、災害後の人吉市は悲惨であった。実際に行ってみて、状況を把握しとても苦しかった。元々、過疎化が進む地域であるため、これから復興と言っても元通りになるのか、財源を当ててもらえるのか、このまま人吉市は立ち直れず衰退していくのかと、現地で声が上がっています。先が見えず不安が積もっています。」

3.今の熊本県の状況。

「熊本県全体を把握することはできていませんが、少なくとも熊本市はかわらない日常をすごしています。
街頭で支援を募るとかはないですが、お店のレジのところに、大雨被害の募金箱がおいてあったりします。

あとは、フェイスブックで物資を持っていくから集めます!と呼び掛けているかたはいらっしゃいます。そういう方々は顔の広い方がしてくださっているので、とても物資が集まりやすく助かっています。

家が被災した、避難所に行けない方のために、ホテルが無償で宿泊させてくれるという活動もされています。」

4.今後同じ被害に遭われた方々へ伝えたいこと

「被災された方々へ

私は被災してませんから、この言葉が正しいかわかりません。

生きてください

流されようとしても、溺れようとしても、土砂が流れ込んできても、生きる最善をつくしてください。
諦めないでください。
被害に遭わないように、事前に動いていてください。

これしか、ないです。
ごめんなさい。」

「被災していない方へ

正しい情報を発信することは出来ていると思います。混在しているので精査するのが大変ですが。
その情報を受け取った側が、精査もせず、ひとつの情報だけ受け取って、全部を受け取ったかのように思い込む事が危ないです。
しっかり、やり過ぎるくらい情報収集してください。現地に行ったかた、現地のかたにお話を聞けるなら、聞いてから動いてください。

物流ははじまっているので、本当に必要な支援を先に行ってください。

自衛隊の方しかできないことをやろうと思わないでください。できることを、一生懸命、臨機応変にしてください。
現地に行って指示かないと動けないかた、必要ありません。
覚悟がないかた、こないでください。

今後、被害があった地域だけど、変わらず住み続けたい、遊びにいきたいと思える、そんな復興を望みます。」

現地の方の思いが

今回の取材で痛いほど伝わってきた。

実際に取材をすることで感じたのは、1つの情報で知った気にならず、幾つもの情報と統合してその中で情報の精査や、最新の状況を把握することが重要であるということ。

支援をする上で覚悟と相手の気持ちを汲み取ることの重要さ、被災で背負うストレスや不安は今回の取材で想像を超えるものであると感じたため、安易な気持ちではいけないことが分かった。

ここで実際に熊本支援をされている西野さんに動きがあったので、みてみよう。

西野亮廣さんの支援を覗く

西野さんのインスタグラムのストーリー機能にこのような投稿があった。

これはオンラインサロンメンバーで実際に被害のあったスポーツ店の写真である。

売り物である靴が大雨により、流されたり、廃棄せざるを得ないものまであったようだ。

これに対して西野さんの撮った行動がこちら

生き残った靴や傘を迷わず購入。

その靴や傘をどうしたかというと、

無償で現地の方に寄付をした。

と公表されていた。

この反応の速さと行動までの速さが

前回の記事に書いたように

尋常じゃない。

その支援活動をされている投稿があった。

それがこちら↓↓

本音を言うとそれだけのお金を使って自分に得があるのかとかおもう人もいるかもしれない。

しかし、この活動をみてると、お金という概念に囚われず物事自体を損得感情を考えないで行動してるのが分かる。

その分、西野亮廣さんの思いが直に伝わる。

西野亮廣という人間を知ろうとすればするほど、奥が深く、行動1つ1つに見えてくる思考が物凄く面白い。

(Unportalism編集部 新居淳治)

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