【本気や】ホリエモンの熱情!ロケットに賭ける未来は単なるビジネスなんかではなかった
ホリエモンは熱の人だった
ホリエモン〜時代の先端に生きて常に新しい匂いを嗅ぎ分けて歩む男。ビジネスに精通しタレント性もあり、時に辛辣な物言いで世間をアッとさせる。ロケット事業に投資をするもなかなか上手くいかず、失敗の繰り返しだった。しかし、5月5日、鯉のぼりが宇宙へ飛んでいくかのようにロケットの打ち上げが初めて成功した。感慨ひとしおの堀江氏からは、次なる思いといままでの歩みを切々と語るフェイスブックがポストされ、関係者や仲間たちも驚き、感動している。
ホリエモンにも百の魂
効率を突き詰め、ビジネスだけでなくコミュニケーションまでも削いでいく。そんな彼は時代の寵児たちも巻きこんでいく。キングコング西野氏や天才編集者の箕輪氏などは典型だろう。ロケットを民間で開発する。これはとてつもなく大変なことだろうし、資金繰りやPRなど自身の会社を投げ打って向き合う堀江氏の姿はロケット打ち上げ成功まで色濃く語られることは無かった。
「MOMO-F3の打ち上げ成功からひと段落した。とはいえ資金調達およびPRが主な役割の私からすればむしろこれからが忙しくなる。現場チームの頑張りを次の資金に変えていかなければならない。」アメリカは宇宙先進国だが資金など原因で倒産する会社も多いという。CGベンチャーと揶揄されたりする中での今回の成功の意義は大きい。
「高度100kmへの到達はまあ例えて言うならばロケット開発企業としてはなんとか仮免許を取得できたくらいのレベル」という堀江氏。今まで過去を振り返ったり感慨にふけることなど御構い無しで前進してきた感があるが、ここまでの道のりがいかに大変なことだったか。
世界有数のロケット企業へ
「軌道投入機を実現できれば大型化は主に資金力の問題になる。その頃には資金もかなり集まりやすくなっているのでもう少しで世界有数のロケット企業になれるだろう。思えば長かった。最初ロケットはロシアからエンジンとカプセル持ってくれば簡単に出来るもんだとタカをくくっていた。甘かった。」簡単にロケットを打ち上げられるとロシア製のチャレンジから、収監されながら会社を立ち上げてさまざまな頭脳の参画でここまで来た。
「クラウドファンディングも融資も補助金もなんでも使える手段は全て駆使してきた。でも何度も資金難にぶち当たった。すでに私の会社の収入で支えられる規模を超えているのである。でも多くの人たちに声をかけてきた結果なんとか資金繰りを持ちこたえて宇宙空間に到達することができた。死屍累々のロケットベンチャーにとっては一つの大きなデスバレーを越えることができて感慨深いが、私の仕事はこここからが本番だ。」という。
ホリエモンの熱はホンモノ
打ち上げ成功から数日後には、またいつものホリエモンが。「インタステラテクノロジーズの今後のロケットのことについては、エタノール(エチルアルコール)燃料で酸化剤に液体酸素を使った液体燃料ロケットを作るのは、人宇宙飛行にも耐えられるものは液体燃料ロケットが唯一の選択肢となるから。エタノールよりも性能が良くなり扱いやすい燃料はあるのだが、打ち上げ実績のない中海洋環境汚染の可能性がある物質は使いにくい。エタノールはお酒と同じなので万が一、タンクに燃料が残っていても環境汚染には繋がらないのでやっと初の打ち上げに成功したくらいのレベルにはちょうど扱いやすい燃料なのだ。もちろん今後はもっと性能のいい燃料に変えていく予定である。」
今回の成功で大型のロケットで軌道投入までが視野に入った。
「我々のライバルたちで軌道投入に成功している会社は既にユニコーン、デカコーンになっている。我々もその仲間入りの直前まで来ています。ぜひ応援してください!」
いわば自分の人生を賭けて取り組むロボット事業。本人の熱は抑え気味なのも堀江流。
「出来るだけ多くのご支援をぜひインタステラテクノロジーズにお願いします!」としめた。
(UNPORTALISM編集部)
■堀江貴文 SNS株式会社ファウンダー。現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「テリヤキ」「焼肉部」「7gogo」のプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。ホリエモンドットコムでは『テクノロジーが世界を変える』をテーマに、各界のイノベーター達に堀江自らがインタビュワーとなり取材したものを連載中。同じく毎日更新のブログ、今話題のニュース集めたニュースキュレーションでもワクワクするような情報や独自の見解を発信中。
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□誰もが宇宙に手が届く未来をつくる「宇宙のまちのロケット開発応援プロジェクト」
https://www.furusato-tax.jp/gcf/531