NEWS

ニュース

  1. HOME
  2. ブログ
  3. エンターテインメント
  4. 【新たなライブのヒエラルキー】「マキタスポーツのオトネタTV~中老~」への期待

【新たなライブのヒエラルキー】「マキタスポーツのオトネタTV~中老~」への期待

2020年の春、コロナ禍の影響で3月に予定されていたマキタスポーツ氏のライブ「オトネタ5」が中止になった。草月ホールでの3公演だった。
そして、オトネタ5で販売予定だったCDの楽曲が順次配信リリースされた。

アンポータリズムでも、その楽曲に関する記事を書いた。

ヒエラルキーの深度

この「オトネタのヒエラルキー」にマキタスポーツ氏からコメントいただいた。

読みました。いつもありがとうございます。

ヒエラルキーは、もうかれこれ20年前ぐらいからやりたいと思っていたネタでした。着想はしてたんてすが、切り口が見つからなかったというのと時代を見計らっていました。

当初はラップか、長渕剛かでやろうと思っていました。長渕って切り口だとパロディとして簡単にネタになるんですが、その頃から既に長渕ネタはいくつかやっていたので避けました。また、ラップでやるには時代的に早く、私の任じゃない感がありましたので寝かせて待っていたって感じです。

ネタの構造はエンタの神様リバイバルです。エンタの神様にあったキャラ芸人をイメージしました。三段落ち的仕組みですね。それとキャラ芸人感です。これも私はずっとやって来なかったスタイルなんで、あえて20年越しで今やってみようと思ったんです。

ですが、トラックだけはホンモノにしたかったので、SWING-Oにお願いしました。それとラップの指導も。リリックは自分で考えたんですが、ホンモノっぽく譜割を調整してもらったり。レコーディングが楽しかったです。なんか本物のラッパーになった気がして^_^

by マキタスポーツ

貴重なお話をいただけた。20年越しの満を持した作品だとは感銘を受ける。

今、社会階層の変化が加速している。
時代の変化、社会のIT化など、格差が起こり、階層に変化が起きていた。そこからの最近のコロナ禍である。
大きな影響を受ける層、受けない層など、階層にもパラダイムシフトが起こり、社会階層に大きな変化が起きつつある。
このタイミングでの「ヒエラルキー」の発表。意義、時代性を感じる。

本物を目指したトラックは歌詞とのコントラストが大きくなりより楽しめる。緊張と緩和の落差が大きくなる。オトネタならではの面白さを感じる。

この「ヒエラルキー」だが、「雨ふれば」と共に繰り返し聴いているのだが、聴けば聴くほどそのポテンシャルに期待してしまう。
令和の名曲「雨ふれば」に劣らず、この曲もすごいんじゃないか。そう感じるのである。

すごいと感じるのは、その応用範囲。このネタの広がりは無限大♾じゃないだろうか。
最近はやりのミルクボーイの漫才と同じ構造なのではと思う。
あるジャンルがあればヒエラルキーがあり、そこ行くか⁉︎という視点から階層の頂上がある。
ご当地ネタやCMなどのバリエーションも自由自在。
しかも聞き飽きない曲の持つ力強さもある。

妄想が広がっていくヒエラルキー。今後の広がりが楽しみだ。

様々な場所、機会で、弱毒、微毒、スパイシー毒を披露してほしい。

オトネタTV

8月頭に配信ライブ開催のニュースがネットで流れた。

「マキタスポーツのオトネタTV~中老~」

マキタスポーツ、配信ライブ開催「私にとってこの単独ライブは重要至急なのです!」

『オトネタTV』は、3月末に東京・草月ホールで開催予定だった公演<オトネタ5>が新型コロナウイルス禍により中止となったことを受けて、急遽決まった配信プログラム。今回は、自身のモットーである笑いと音楽の融合によるエンターテインメント「オトネタ」の代表作や、3月の公演で披露する予定だった新作の数々を、ライブ配信の形で展開する予定となっている。

https://www.barks.jp/news/?id=1000186740

今回の配信された新作は過去の楽曲と比較しても傑作、秀作揃いだと感じる。
これらの曲に加えて、未発表、未配信の新作も期待してしまう。
それらがライブで披露されるようだ。過去の代表作も出し惜しみなしとなると嬉しくなる。全国のマキタファンも楽しみだと思う。

ニュースにはマキタスポーツ氏の意気込みも載っていた。

■マキタスポーツ コメント

ナウコロナ。

“不要不急”ものなど実は何もないということがはっきりと解った今日この頃。しかし、未だ次の手がハッキリと打ち出せないエンタメ界です。自分の寿命まで続く、あまりに退屈で、イラつくこの世の中をやり過ごすにはどうするのか? こんな世間を生き残るために私もライブ配信という手段を取ることにしました。見終わったあとに、お笑いって、音楽ってホント面白いなと思ってもらえるものを発信します。ぜひご覧ください。私にとってこの単独ライブは重要至急なのです!

https://www.barks.jp/news/?id=1000186740

マキタスポーツ氏が提唱する第二芸能界。
演者と観客とのダイレクトでシンプルな関係。
今後のライブ配信のフォーマットをマキタ氏がどう表現につなげるのか。
期待が大きくなる。

有料配信

つい先日マキタ氏のブログに「有料配信へ」があった。

エンタメ側は皆生き残るために必死です。でも、「要る、要らない」が前以上にハッキリとしてしまっているので、こちらがどう「こんな時代だから娯楽を届けたい。」と熱く言っても届かない状況になってしまいました。しかも急速に。

オトネタTVは今後も続けるマキタスポーツの新番組であり、ネットで見るに適したものを提供するコンテンツと考えてください。今回はその第一回目です。

‪https://ameblo.jp/makita-sports/entry-12617472322.html‬

以上のような印象的な内容がならぶ。本格的に第二芸能界の軸を配信ライブに向ける心積りのようだ。
オトネタが配信ライブに向けブラッシュアップされる。

多様性を模索するオトネタの進化。楽しみである。

マキタスポーツ氏からはこんなコメントも

配信は楽しみです。気軽にやるつもりです。その方が楽しめると思います!

これからのスタンダードとして定着しそうな配信ライブ。
マキタスポーツ氏は新たな普通の生活、日常の延長としてのエンターテイメントに対し、自然体で臨む姿勢のようだ。

コロナ以降のエンターテイメントの答えはまだない。業界全体で試行錯誤は続くだろう。

マキタスポーツ氏が、よりベターを求めた新境地となるライブ。ぜひ体験して応援したいと思った。

新たな時代ともいえる現在の環境。新たなヒエラルキーが形作られようとしている。
エンタメのヒエラルキー。
オトネタTVは、ヒエラルキーを駆け上がるのだろうか。

これは、第一回から観てみたい。

配信ライブイベント情報

2020年9月1日(火)START 20:00~(90分予定)

※時間は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※配信終了後、2020年9月7日(月)23:59までアーカイブでご覧いただけます。

料金(税込):視聴券2,500円/パンフ付き視聴券4,500円(枚数限定)

視聴券販売期間:2020年8月3日(月)17:00~9月7日(月) 22:00

オトネタTVチケット情報はこちら

https://eplus.jp/sf/detail/0527700004

(シエロ教授)

シエロ教授:暴論極論を旨としたnoteを連載中
https://note.com/shieroprof

関連記事

SNSで最新情報配信