【地方アガる戦略】山口県阿武町に見る21世紀型田舎の暮らしとは!
人口減少や少子高齢化が課題となり、人々も子供達にどのようなまちを作っていくかを考えている。地方の生き残りもやり方ひとつで町が大きなダメージを受けるとも限らない。
山口県阿武町の21世紀型田舎暮らしついて地方自治に詳しい匿名地方記者THから記事が届いた。
山口県阿武町に見た21世紀型田舎の暮らし。町が町でない暮らしとは?
阿武町はどんなことを政策にあげているのか?THが綴る:阿武町版総合戦略は2015年にまとめられ、町の重点的・優先的に着手すべき施策である町の人口減少の要因として特定された『3つの基本目標』を「住まい」「仕事」「つながり」とし、そのもとに8 つの事業(プロジェクト)を掲げた。
この8つのプロジェクトに取り組むチームとして、
2016年春に誕生したのが、 「21世紀の暮らし方研究所(ラボ)」
21世紀の暮らし方研究所(ラボ)は様々なプロジェクトを行なっているのだ。
「21世紀の暮らし方研究所(ラボ)」8つのプロジェクトとは?
<多様な住まいを提供する>
①空き家ノートプロジェクト
②空き家管理プロジェクト
③思い出不動産プロジェクト
<多様な働き方を実現する>
④1 / 4 w o r k sプロジェクト
⑤阿武の玄関づくりプロジェクト
<多様なつながりを育む>
⑥TsuQuRoプロジェクト
⑦ABuQuRoプロジェクト
⑧阿武町式花嫁・花婿修業プロジェクト
という8つプロジェクトがあり、「選ばれるまち」になるため、暮らしの実験室であるラボに、町の力になりたいと研究員が集まり、全国に向けて町の魅力を発信している。11月17日には、第27回の全体会が開催され、情報交換等が行われているという。
阿武町は、山口県の日本海側に位置する人口約3,400人の小さな町である。平成の大合併の時、近隣の町村が萩市と合併をする中(2005年)、単独での町政運営を選択した。移住にも力を入れ、U・Iターン奨励金や住宅取得補助金等を準備し、移住者も少しずつ増加してきた。
そんな中、休眠していた酒蔵「阿武の鶴酒造」が復活(2016年)し、町の「玄関口」として「阿武町暮らし支援センター」も開設(2018年)された。
しかし、今は、イージス・アショアの配備を巡り、別の意味で注目をされている。
町長は「これまで進めてきた町づくりに配備は必要ない」と述べているが、住民の中に賛否両論あり、今後の動きに目が離せない。
田舎が自分たちで生まれ変わる努力をしている。結果はともあれ、いい形で変わっていってほしい。
(ライター :匿名地方記者TH)