【次世代へエールを】プロ卓球選手たちが「今伝えてくれること」を見逃すな
新型コロナウィルスの影響によりスポーツの大会や試合も中止・延期せざるを得なくなったからこそ「少しでも力に、みんなに元気を届けたい!」との想いから卓球界の有志たちが集い新たなYouTubeチャンネルで繰り広げられた。
プロアスリートとして活躍してきた卓球選手たちが、オンライン会議ツールを使って様々なトークテーマで繰り広げていくNEXT T(ネクスティー)
6月14日に公開された動画には、松平賢二 氏、若宮三紗子 氏、吉村真晴 氏、福原愛 氏の4名が登場。今回、特に中高生たちに向けてプロ卓球選手たち自らが体験、経験してきたことを共有してくれている。
選手生命に関わる「ケガ」という名の自粛
試合や合同練習が難しい今だからこそ「何をするのか」「どうしていくのか」で選手のポテンシャルは大きく変わっていく。なにより、コロナ禍による自粛は、「選手としてケガをしてしまった」状態と、とてもよく似ている。活動制限時に何をするか、どうモチベーションを保つのか、もっと言えば未然に防ぎながらパフォーマンスを最大化するためには、そんな切り口から今回のトークテーマに沿って、プロアスリートの面々が話してくれた中に共通している一つのことがあった。
卓球に活きるは「柔軟性」
それぞれのトレーニングアプローチに違いがあっても卓球選手として大切なことの一つは「柔軟性」である。ということが動画からヒシヒシと伝わってきた。
「ケガをしてしまっては元も子もない」
それはオーバーワークであったり、はたまたモチベーションやテンションが上がりすぎてしまったが故に起きてしまうことすらある。柔らか過ぎるのも、また難しい側面があるものの、適した柔軟性はケガを負いづらくなる。
特に若宮 氏は現役時代には寝る前と起床後に1時間のストレッチを毎日欠かさず行っていた程。
今のタイミングだからこそ、30分でも構わないので、ゆっくりストレッチをすることが、チャンスだと力強く語ってくれた。そうして培う柔軟性が卓球に活きると。
更に、卓球に必要なのは、強く太い筋肉ではなく、細く、しなやかなムチのような筋肉なのだと福原 氏。その筋肉から生まれる瞬発力・柔軟性がとても重要だということだ。
更に、動画内では、松平 氏が小さな目標がモチベーションを維持してくれること。
若宮 氏は今だからこそストレッチで柔軟性を得る大切さ。
吉村 氏は基礎体力・体幹への取り組み。
最後に福原 氏は、ピラティスで姿勢を整えることによる練習の質の最大化を教えてくれている。
プロアスリートの実体験を通した学びや気づき、取り組みを聞けることは、一昔前では本当に近しい関係者や、雑誌を通して、またはテレビからでしか有り得なかったことだ。それが今、オンラインという環境が行き渡ったため有り得なかったことが実現している。
これは今現在、卓球に打ち込んでいる人たちへ是非とも知ってもらいたいと思う。それは次世代のプレーヤーたちに大きな大きな影響を与えていくことだろう。卓球を次のステージへ!
(UNPORTALISM編集部)