【T部長が世界へ!】関西発:新感覚舞台「NO BORDER」が拓く世界メッセージとは?
インバウンドの中心関西から発信するT部長こと日本テレビ プロデューサー土屋敏男氏が目論むテレビを超えた新しい表現とは?
言葉ベースの日本のバラエティは世界では理解されないから。
「NO BORDER」は世界初となる“スキャニング”舞台。新生がーまるちょばのHIRO-PONが舞台進行を務め、会場にいる観客を40人ほどピックアップ。Panasonic の身体全身をわずか数秒でスキャニングできる最新3Dスキャナーに観客が順に入り、データ処理。舞台開始から20-30分ほどで40人の全身データが処理され3Dアバターが生成されるという。圧巻なのがここから!
舞台には、大きなモニターがあり画面には先ほどのスキャニングされた40人が映し出される。全身データをスキャニングしているので自分の“分身”3Dアバターが勝手に動きだすのだ。
舞台の枠を超えるから!一言では説明が難しい体感シアターは、実際に感じてナンボやで。
まさか、自分の分身が画面に現れることも、自分より上手にダンスを踊る?ことも知らない観客たちの初めての体感。一度たりとも同じ舞台が出来ることのない不思議な空間に果てさて笑いが?涙が?
きっかけは、ひょんなことからだった。大阪城公園に開発され四月からオープンした大中小の3つのシアターから成る「クールジャパンパーク オオサカ」
現在は“笑っていいとも”の構成などテレビ界の重鎮、高平哲郎が監修しているノンバーバルの舞台「KEREN」が好評だ。この新しいシアターの出し物を打診された土屋は開口1番「今までにないものをやりたい」と思ったそうだ。
面白法人カヤックの面々やAR3兄弟、ライゾマティックの斎藤氏とパナソニックの技術の邂逅で、世界発のプロジェクトは動きだした。
事前の素材として3Dアバターの千原ジュニアや吉本インターナショナル芸人たちの動画を手に入れた。
分身になったアバターを見てジュニアは
「なんかすごい。ユニクロのエアリズムのCMみたい。ほんとに(3Dスキャンの中に)ただ立って撮影しただけです。えらいもんで、アバターも(自分と同じで骨格が)気持ち悪かった(笑)これ、ほんま家族みんなで踊っていたら楽しいやろうね〜」土屋氏は「どんなものも、最初は大歓迎で受け入れられることなんてない。“電波少年”だって企画書からでは通らない企画だ。3Dアバターの分身シアターは、必ずや今までになかった不思議な体感を約束します。」と。
思えば、欽ちゃんのドキュメンタリー映画のメガホンを取ったり、チームラボとも親交が深かったり、いつも土屋氏の横には時代を作る“本物”がいる。新しい表現、新しい感覚の3Dアバターも、いつかは当たり前になるのかもしれない。
日程:7/7〜9/16
COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール
大阪市中央区大阪城3番6号
NO BORER公式HP
(unportalism編集部)https://unportalism.com/