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孤高の天才モノマネ芸人 松村邦洋のYouTubeでの挑戦

「孤高の天才モノマネ芸人 松村邦洋のYouTubeでの挑戦」

バラエティ、ドラマ、ラジオなどで活躍中のモノマネタレント、松村邦洋さん。
松村さんは、2020年に自身のYouTubeチャンネルを開設しています。
豊富な野球・歴史の知識をいかし、唯一無二のコンテンツを提供し続ける「松村邦洋のタ
メにならないチャンネル」。
そこに込められた想いについて、お話を伺いました。

■YouTubeを始めて気づいた「YouTubeの良さ」

―YouTubeチャンネルを2020年の9月に開設して、現在13万2000人(2023年1月16日時点
)ですが。

松村邦洋さん(以下、松村) 登録者がこんなに長くたくさんの方々に入っていただいた
のはありがたいですね。
テレビよりも深く話せて、やり始めてすぐにYouTubeっていいなと思いましたね。

―テレビとの違いは感じましたか?
松村 長く喋れますよね。テレビだと2-3回振られて終わりだったりしますが、YouTubeは
一人でずっと長く喋れますので。
「好きなことを喋ってください」という自由なところが僕には合っていたんじゃないかと
思います。

―ご自身がYouTubeをスタートする前はYouTubeを視聴する習慣はありましたか?
松村 テレビの古い番組を勝手に流している動画はよく見ていたんですよ。
「僕こんなこと言ってたんだ」っていう気づきが時々あったり。
色々なコンテンツが見られて、情報がたくさん入る良い時代だなと思って見ていました
。  

―松村さんの時代の“情報”というとラジオの世界もありましたが。
松村 ラジオは好きなだけ喋ることができるし、好きな空気で話せますよね。
テレビと違って、ラジオとYouTubeは時間の余裕を持って、フルで与えられた時間話せる
のが良いですね。
テレビはタレントのポジション的な部分や、チームプレーという面もありますけど
YouTubeは自分中心でも話せるし、ゲストと会話しながら良い化学反応が起こせたり、い
ろんな方面の方と喋れるから良いんじゃないかなと思います。

■YouTubeの目玉「コラボ企画」

―YouTube風に表現すると“コラボ”ですよね。松村さんのチャンネルでも目玉の一つとな
っていて、「こんな人とコラボするんだ」と毎回視聴者の方から驚きのコメントがありま
す。

松村 YouTubeをやっている方とコラボするのが一番良いですよね。お金の発生もないで
しょうから(笑)僕が勝手に今度YouTube出てください、って言ってまわっていたら、「
そういうのはお金が発生するんだから勝手になんでも言うなよ」ってこの間もマネージャ
ーに怒られました。
感じの良い方、気の合う方とずっと話をするっていうのはいいなぁと思いますね。

―野球界の方ともコラボされていました。
松村 掛布雅之さん、川藤幸三さんですね。中村武志さんとも話せて楽しかったですね。

―テレビタレントさんもたくさんコラボされていますが、印象的だった方は?
松村 勝俣州和さんは面白かったですね。松本明子さんとか。
あとは事務所独立したばかりのときの磯山さやかちゃん。サラダを食べながら話しました

―磯山さんのコラボはもう一度観たいというコメントがたくさん来ています。
松村 再生数が異常ですよね。
でも一番再生数が多いのが貴闘力さんなのもすごいですよね。
一時は自分がコロナになったときに語った動画が一番再生数多くて、これを超えるものは
ないだろうと思っていたら、貴闘力さんコラボが超えましたからね。

*「松村邦洋のタメにならないチャンネル」にて動画でもご覧頂けます

―何が良かったんでしょうか。
松村 僕、あれは化学反応だったんじゃないかなって。
お互い仲が良いから、自由な空気ができるんですよね。売れているタレントさんが来るよ
りも、貴闘力さんがお相手というのがベストだったと思います。
向こうの求めていたものとこっちの求めていたものが爆発したような。

―YouTubeの世界には、貴闘力さんのような方以外にも、いわゆるYouTuberという方々が
いらっしゃいます。最近はミスター武士道さんとのコラボがありました。

松村 ものすごく面白いし、無駄な喋りがないから、歳が上なのかなって思っていたくら
いです。
よく勉強しているし、頭が良いし、尊敬してますね。

■テレビの世界、タレントとしての松村邦洋

―YouTubeでしかできないこともある一方で、改めてテレビでしかできないこととは?
松村 予算をかけて、豪華なスタジオで豪華な出演者を呼んだり、色々なところに行った
り、それがテレビの入り込めるところかなと。
YouTubeは限られた中なんでしょうけど、好きなことがやれるっていう部分では強いし面
白いなあと思いますね。

―視聴者の皆さんからのコメントはほとんど見てらっしゃいますよね。もっと松村さんを
テレビでみたいというコメントもありますが。

松村 YouTubeにしてもラジオにしても、仕事はみんな同じように思ってます。
テレビに出ていることで声をかけられたりするのはありがたいなと思いますけどね。
テレビはテレビの良いところ、ラジオはラジオ、YouTubeはYouTube、イベントはイベン
トで。

―タレント松村邦洋さんはどうしてタレント業を続けるのでしょう。
松村 若い頃は有名になりたいとか、売れたいとか、レギュラー何本もあったりとかって
いうのが一つの区切りのように思っていたんですが、最終的には「好きなことを勉強する
」ってことが良いんじゃないかなと思いますね。
あんまり好きでもないことで忙しくなっていると、体調が悪くなると思うので。

■YouTubeを始めたきっかけ

―そもそも松村さんがYouTubeを始めたきっかけとは?
松村 YouTubeどうですかって話が事務所にきたんです。
好きな話ができるんだったら良いなあと思いましたね。

―2020年の9月まではYouTubeのお話はなかったのでしょうか?
松村 やりたいなとは思っていましたたど、ブログやTwitterも何もやっていないし、やっ
たってお前余計なこと書くだろって事務所で言われましたから…。
YouTubeでやれて良かったです。おかげでこういう発表の場があって。
こういうものがあると生きてる感じがしますね。
最後どうなるんですかね。
60歳、70歳過ぎても、一人で4、5名しかいないところで喋っているかもしれません。
登録者数8人ですってなったらその8人の方に何か話したら良いし、最後は2、3人でもいい
から、話しをできていたら良いですよね。
そういうところに関しては、タレントとか芸人の道っていうのは、こだわっていきたいと
思っています。

■NGなしのスタンス

―太田プロ(太田プロダクション:松村さん所属の事務所)には若くして活躍している芸
人さんもいらっしゃますよね。モノマネでいうとアイデンティティさんとか。若手の方と
の交流はあるのでしょうか。

松村 そういわれてみるとあんまりないですね。同業者とはあまり。
もうちょっと色々話したりとか、あったらいいなとは思いますけどね。

―以前、安田大サーカスの団長さんにモノマネ(半沢直樹シリーズの大和田常務)をレク
チャーしてあげたらすぐに習得されたっていう話があったと伺っていたので。(※森脇健
児さんコラボ動画より)

松村 あれはたまたまですが、でもそういうのも大事ですよね。
ストレスのない交友だったらどんどん持って良いと思うんですよね。
若い人も歳をとった人も、幅広く。この人はNoだ、この人はYesだではなくて。

―本当にこのチャンネルってNG無いですよね。
松村 無いですよね。あの人は無しでっていうのは。
向こうがNGだったらそれはしょうがないでしょうけど。頼まれごとって試されごとなの
で。
やってみてそこの新しい化学反応が生まれてきたらいいなとは思います。

■モノマネにおいて大切なこと
―松村さんにとって、モノマネとは。
松村 モノマネでデビューして、モノマネというものがあって、おかげでお仕事ができる

モノマネっていうのは声の色を変えると言いますか、その声色で、誰かが喋りそうなこと
を言う自分の声があって、最終的にその人の「声の人格」になるんですよね。

―モノマネはやっていてご自身が楽しい?
松村 そうですね、多重人格者みたいなものじゃないですか。
ツイン・ピークスみたいな。
いろんな人格になるけれど、でもまず自分という幹があって、その上で他の人格になるっ
ていう枝がある。時々その枝も切らないと幹が育たないときがあります。

―具体的には?
松村 モノマネという枝ばっかりが多くて、結局自分の気持ちが伝えられないまま終わる
場合もあるんですよ。
たけしさん、鶴瓶さんとしての意見を聞かれて、終わり。
僕のことを一切喋らないときとか、幹が育ってないなあと思うときがあります。

■今後のYouTubeチャンネルについて

―このチャンネルはいつまで続けて、どうしていきたいですか。
松村 いつまでっていうのはわからないですよね。不祥事があったら来週終わりますし。
本当に一週、一週、最終回だと思っています。
公務員じゃないのでね。安定した職業にずっといるわけじゃないので。
なくなったらなくなったときにもう一回考えれば良いし。
ずっとやれたらやりたいですよね。

聞き手:庄野 数馬(しょうの かずま)
ナレーター・MC・インタビュアー兼映像制作プロデューサー。
「出る側」「作る側 」双方に精通し、自ら演者として番組やイベントで活動する傍ら、「松村邦洋のタメにならないチャンネル」「アニメサンデー9(東映アニメーション公式)」などのYouTubeチャンネルをはじめ、様々なジャンルの動画制作のプロデューサーとしても活躍中。

―それをみなさんと一緒に考える場ですかね。
そんな松村さんの価値観にどっぷり乗っている方がこのチャンネルを楽しんでくれている
んでしょうね。

松村 そうですね。どうする家康の撮って出し動画を1.6万人の方に再生していただいたり
、鎌倉殿の13人の最終回の動画も2万人超えましたかね(2023年1月16日現在)。
本も歴史の本を出させていただいたり、色々な話もできたり。
何が正解かわからないけど、55歳になってまだ仕事があるっていうことに驚いてます。
デビューして辞めて30歳くらいで老後かもしれないと思ってましたから。
電波少年のころに。

―きつすぎて?
松村 いや、タレント業ってずっとやれるのかなと。
―ずっと必要としてもらえるのかということでしょうか。
松村 僕、高校のときに芸能界入るって行ったら学校の先生に「馬鹿なこというな」って
いわれましたからね。
人生棒にふる気か」とか。
でも、こういう仕事があると思ってやりましたんでね。良かったと思います。
専門教科の勉強をやってたいたら、専門の仕事もできないし、続けられないし、会社もす
ぐ辞めていると思うんですよね。
結構点々と職業に就いていたんじゃないですかね。

―この仕事をやっていなかったら、なんの仕事をされていましたか。
松村 わからないですね。自衛隊に行こうかなと思ってました。
家でバーベルで重量挙げの選手目指してたんです。
毎日バーベルを挙げてたんですよ。
うちの母校(田布施農業高校)、レスリング部が強くて、練習できる環境があったので、
昼休みに筋トレをやったりとか。すごく楽しかったんで。
砂岡良治さんのロス五輪の重量挙げを観ていて、ああいう人になりたいなと思ったことも
あります。
タレントになる前はそう思っていました。

―でも自衛隊になったところで、そこでもモノマネをやっていたんでしょうね。
松村 やってると思いますね。

―松村さんのチャンネルをご覧のみなさんに最後に一言お願いします。
松村 チャンネルができて3年ですかね。
こんなに長くやれると思ってなかったんですけど。
色々な好きなこととか、どんどん広げて楽しいYouTubeにしたいなと思ってます。
「タメにならない」という割には意外とタメになってるよっていう人もいれば、ダンカン
さんみたいに「本当にタメにならないな」っていう人もいて、色々だと思うので。
色々な方とコラボしたり、好きなことを、コンセプトは曲げないで、継続の力でやってい
きたいと思います。





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