【完全否定】カジサック、お金について語る。そして「本当にニュースにして欲しいこと」
先日ネットニュースにて、「芸人トップYouTuberカジサックは一人だけ吉本興業から多くの取り分をもらっている」「しかも制作スタッフへのギャラは未払い」と話題になった。
その翌日にはなんと、カジサック自らがサブチャンネルにて「お金」のことについて語った動画を配信。ツイートではネガティブニュースしか記事にならないことへの憤りの気持ちも綴っていた。
「はっきり否定させてください」
どうしても世間的にはネガティブなことの方に反応しやすく、事実ではない情報でも信じてしまう人がいる。そのこと(取り分)についてはあえて語らないようにしていたカジサック氏。
だが今回のネットニュース騒動が起こりったため、意を決して語ることにしたようだ。吉本興業でカジサック氏だけが多くの取り分でやっていること対し、「全くそんな事実はございませんので。」と、取り分に関する誤報を否定した。
また、「制作スタッフへの未払い」ということも否定し、実際に撮影を行ってるその場でスタッフ自らが「そんなことはない」と表明した。
「吉本は変わった、大幅に」
更にカジサック氏が若手だった頃と比べて現在の吉本興業の若手への報酬体系・単価は段違いに変わっていることを語った。近々のことで言えば、新型コロナウィルスのため、「無観客席」で開催されたライブにもきちんと報酬が支払われているそうだ。
「せっかくだから、ぶっちゃけよう」
件のネットニュースに対し、きっぱりと否定したのちに「せっかくお金の話しをしたから、ぶっちゃけよう」とカメラの奥にいるスタッフを巻き込んでのトークが始まったのだ。
両名とも元芸人という経歴があり、当時の最小ギャラから最高ギャラまで暴露する展開に。そこにカジサック氏も巻き込まれて若手1年目の月収までをもカミングアウトした。
厳かな雰囲気と打って変わって明るく和気あいあいとしたトーク展開が繰り広げられる中、ギャラの話からヤスタケ氏が当時の舞台体験を語る。
「若手がもっと活躍できるように」
ヤスタケ氏が若手芸人だった頃、なんばグランド花月(NGK)でとある舞台があったそうだ。
当時若手が舞台に立つことは非常に難しいことであったが、ダウンタウン松本人志 氏や、たむけんこと、たむらけんじ氏などが「若手の活躍の場を増やそう」という想いから開催したNGKでの舞台。更にギャラに関しては「出演者全員一律の金額」が支払われたそうだ。これは、若手には有り得ない金額であり、チャンネル内は驚きの声に包まれた。
継続して開催されたこの舞台の初MCには浜田雅功 氏も登壇し、ダウンタウンにて司会を務め、毎回豪華MCが登壇しており、ヤスタケ氏の時にはお笑いトリオのロバートがMCだったそうだ。
「若手にもチャンスを」と、様々な人たちが手を取り合って実現させたこの取り組み。ヤスタケ氏は「こういうことこそ伝えて(ニュースにして)欲しい」と力強く語り、トンボ氏、カジサック氏も同じ気持ちであることをあらわした。
今回のネガティブニュースから生まれたカジサック氏の動画配信。ポジティブなニュースほど取り上げられることが少ないということを浮き彫りにした。メディアの立場として一つでも多くの「良いニュース」を伝えていこうと胸が引き締まった。
(UNPORTALISM編集部)