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【いじめ絵本!?】いま、ライセンス藤原が子供たちへ伝える〝葛藤の向こう側〟

2019年に元号が令和となり新しいスタートを!と言いたいところだが教育業界は揺れている。

様々な出来事が、悲しいニュースが連日届けられているからだ。

話は変わるのだが、お笑いコンビ ライセンスのボケ担当である藤原一裕 氏をあなたはご存知だろうか?

お笑いコンビ ライセンス/左から藤原一裕 氏、井本貴史 氏

自分自身の〝いじめられた体験〟を伝える

彼は2019年10月にクラウドファンディング(インターネットを通して賛同者・出資者を募るサービス)で見事目標額を達成し、自伝的絵本「ゲロはいちゃったよ」の制作に取り掛かっている。

この度、『ゲロはいちゃったよ』という絵本を書きました。

実体験からヒントを得て書いた【いじめ】をテーマにした作品です。

─中略ー

【いじめ】はいけない。

というのは誰しもの周知の事実ですが、問題視されるのは、

いつもどんなふうに【いじめ】られたか?ではないでしょうか。

私が書いた作品では【いじめ】られてしまった人間がどうあるべきか、

これからどう生きるのか、どのうように心を持つべきなのかを考えてほしいと願っています。

クラウドファンディングページより抜粋

そんな藤原 氏が2019年12月に埼玉県にある坂戸市立入西小学校で絵本「ゲロはいちゃったよ」の読み聞かせを自ら行ったのだ。

登壇した藤原 氏は子供たちへの質問を交えながら、にぎやかな自己紹介を行った。

そして全校児童に向かって「今日はお話ししたいことを持ってきました」と切り出した。

実は、高校生の時に県で1位になるほどの空手の腕前を持つ藤原 氏。

そんな彼は中学時代に〝いじめ〟を体験することになった。

みんなが学校生活を送る上で、誰かがいじめに遭うかもしれない

中学生のころ、休み時間になると違うクラスの子から殴られたり、蹴られたりしていた。

何もしていないのに。

「学校に行くのが本当に嫌だった」

その時の思いを赤裸々に語る藤原 氏。

ある日、同じく、いじめられていた友だちに「次にどっちかがやられたらお互い助け合おうね」と約束をする。

だが友だちは恐怖のためか藤原 氏が叩かれている姿を見ても助けることが出来ず、「助けたら自分もやられてしまうんじゃないか」という思いから、いじめられてる姿を見て笑っていたそうだ。

だが、当時はそんな風に汲み取る余裕があるわけでもなく、ひたすらにショックを受けた藤原 氏。

そんな中学時代をおくっていたが、ある時、父親の仕事の関係で転校することが決まり、そのおかげでなんとか毎日学校に行くことが出来ていたそうだ。

そうして転校した先で空手を始め、気持ち的にも体的にもどんどん強くなっていき、いじめから脱することができた藤原 氏。

「でも、もし、転校することがなかったら、、と思います」

「そのままずっと、いじめられていたかもしれない」

「みんなには、そうなった時のために、もしもいじめられたら絶対にしてほしいことがあります」

藤原 氏の声に更に力が込められていく。

みんなが思ってるよりもお父さんお母さんは何倍もあなたのことが大好きなんです

「もしも、いじめられたら絶対にお父さんとお母さんに言ってください」

藤原 氏の声に重みが増していく。

「なぜそう言うのか」

「僕は言えなかった」

「仲良いお父さんお母さんに僕が学校でいじめられてるなんて、そんな辛い想いをさせたくなかった」

「でも、今、大人になって自分の子供もいて思います」

「言ってくれたらお父さんお母さんはいじめの環境を変えることができる唯一の人たちなんです」

「学校の先生に伝えることもできる」

「いじめっ子の親と話すこともできる」

「もしかしたら転校させることも出来るかもしれない」

「その状況を変えてくれるのはお父さんとお母さんしかいません」

「どんなに辛い目にあっても助けてくれるのはお父さんとお母さんだけ」

「だから、それをちゃんと報告してください」

「嫌だな と思ったらお父さんとお母さんに言うこと」

「お父さんとお母さんが好きなら尚更それを言うこと」

「みんなが思ってるよりもお父さんお母さんは何倍もあなたのことが大好きです」

「この先、もしもいじめがあったらお父さんとお母さんに報告してください」

藤原 氏との〝約束〟を小学生たちが結ぶころには、一人一人に想いが生まれたのだろう。感情が動いたのだろう。

騒ぐことも、茶化すこともなく、皆一様に真っ直ぐな眼差しを壇上に立っている彼へ向けていた。

一呼吸おいて、彼は少し申し訳なさそうに言う。

「ごめんね、本当は楽しいお話を伝えたかったんだけど、今日はこの話をしたくて来ました」

そうして藤原 氏の伝えたかったメッセージと共に入西小学校で絵本「ゲロはいちゃったよ」の読み聞かせは行われた。

想いのリレーを繋いで

藤原 氏の絵本への想いも聞かせてもらった。

「自分たちができるところから〝いじめ〟という社会問題に向き合っていきたい。一人でも多くの人に絵本が届くと嬉しいです。」

そう語る彼の表情は明るかった。

自分自身がいじめ体験をしたからこそ伝えれることがある。

絵本「ゲロはいちゃったよ」には、その想いが込められている。

目を背けがちな、背けたくなるような〝いじめ〟

こうした活動によって、教師も親も、子供たちも、一人一人が一歩ずつ歩み寄れることが大切なんだろう。

この優しい波が垣根を越えて広がりますように。

(UNPORTALISM編集部)


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