【天神祭りがなくなる?】日本三大祭り・大阪「天神祭」でクラウドファンディング
東京 神田祭、京都 祇園祭とともに日本三大祭と言われる夏祭り、大阪 「天神祭」。夏を彩る風物詩として大衆に親しまれてきた天神祭。しかし、この伝統の祭が姿を消してしまうかもしれないという。
1000年の時をこえ
大阪天神祭は平安時代中頃、大阪天満宮が建てられて少し経つ951年、鉾流神事が斎行されたのが始まり。
※鉾流神事とは、神社前の浜より神鉾を流し、その漂着した場所を御旅所と定め、その地に神様を迎える神事をいう。
受け継がれる現代の鉾流神事
神様のお出ましを祝い、活気に溢れる!
夜空に映える花火がまた、盛り上がりを頂点まで高める
しかし、この風物詩を継続するのが難しくなっている現状がある。
「天神祭」、風前のともし火?
大阪府や市からの補助金が無くなったことや、奉拝船の減船などの環境変化によって、累積赤字が膨らんでいるという。
今まさに、1000年続く歴史の火が消えようとしているのだ。
「天神祭」クラウドファンディング
地域のみならず、全国の方々に喜んで頂ける「天神祭」を目指しています。千有余年の歴史を有し、日本三大祭りの随一に上げられる「天神祭」。世情により中止を余儀なくされることもありましたが、その度に大阪の町衆の支えをもって継承されてきた祭りです。この「大阪の元気」を象徴する祭り・文化をより良い形で次代に継承するためにご協力をお願いします。と話される。
アートで世代を超えた繋がりを
大阪が世界に誇る「天神祭」を若い世代へ継承したい。そんな想いからクラウドファンディング返礼品の「天神祭公式手ぬぐい」と「公式扇子」を、関西の服飾系専門学校と大学にデザインを応募、コンテストを実施。その中から優勝作品を選んだ。また、天満宮において商品化もされるということで、地場を超えた盛り上がりが期待される。
幾多の変遷があり、存続が危ぶまれた「天神祭」。しかしながら、今まで続く伝統を支えてきたのは、大衆の熱い魂と心意気なのだろう。子どもからお年寄りまで幅広く愛されるこの祭りが今年もまたやってくる。
「天神祭」クラウドファンディングhttps://readyfor.jp/projects/tenjinmatsuri
(UNPORTALISM編集部)