【情報発信は毎月1万5,000件!?】ラジオ番組「冨田明宏のちあB!」が〝プレスリリース〟を紐解く
様々なエンターテイメントの媒体が溢れている現代。
そんな中で今回一つのラジオ番組に注目した。
MBSラジオ 日曜深夜24:30~25:00 放送の「冨田明宏のちあB!」
番組MCを務めるのは、アニメ主題歌などを手がける音楽プロデューサーとして活動している冨田明宏 氏。
「プレスリリース」というものをネタに、様々な業界の仕掛け人たちと共に盛り上げ、色んな人に共感してもらえるように!という仕掛け人たちの企画会議。
それが「冨田明宏のちあB!」
2019年12月22日に第3回目の放送を迎えた「冨田明宏のちあB!」
前回、前々回と「プレスリリース」という趣旨から思わず脱線してしまうほどトークに熱が入りすぎたとか。
そのため、従来のゲスト枠に加えて、今回は「見届け人」という新たなゲスト枠も追加しての第3回目の放送となった。
今までの概念を変えたゲストたち!?
「見届け人」として今回呼ばれたのはアーティストNj氏。
実はテレビプロデューサーとしての顔も持ち合わせており、自身の局の枠を飛び越え、既存のテレビマンの概念に囚われることなく、様々な場面で活躍している。
「これからの時代、自分のとこだけでなく、地域も仲良く、日本も仲良くという気持ちがあります。」
「ちあB!から仕掛けていく!というところのお手伝いが出来れば!」と熱っぽく語る。
そして、ゲストとして番組へ来られたのは株式会社PR TIMESの代表取締役 山口氏と、同社で広報を担当している杉山 氏。
2007年に「プレスリリース」のサービスをスタートさせ、現在3万4,000社以上の企業に利用されている株式会社PR TIMES。
もともとは報道各社に向けての素材資料だった「プレスリリース」
それをインターネットを介しながら、報道各社へプレスリリースを届ける一方で、その奥にいる「一般の生活者の人たちにも見てもらえるようなプレスリリース」を実現し、概念を変えたのがPR TIMESである。
なぜ今「プレスリリース」に注目するのか
冨田 氏にとって「プレスリリース」とは〝全ての始まり・キッカケ〟である!と力強く語る。
「これが出されることによって初めて世に知られる。」
「それがどれだけ浸透したかによって、作品やアーティストがどこに届くのか、誰に届くのか、最終的に何枚売れるのか、どれだけダウンロード数が上がるのか、そして、ライブにどれだけ動員できるのか。」
「そういった全てのスタートになる。」
「だからこそ一番最初がとても大事!だからこそプレスリリースにパワーを込めて書いている。」
「届けたい。それを知って欲しいから。」
プロデューサーに限らず、商品開発者や企業も思わず共感してしまうのではないだろうか。
ならば、届ける・伝えるために必要なこととは一体なんなのだろうか。
そんな疑問にPR TIMES代表の山口 氏が答えてくれた。
キーポイントは「なぜ」
もともとは 「誰が」「なにを」やるのか、という流れが重要だった。
誰がやるのか、それが有名人であれば更に注目される。といった具合に。
プレスリリースの時代も変わり、今は「なぜ」が重要となっている。
更にその「なぜ」に熱量が込められているか。
〝熱い想い〟を持って、どれだけ行動してるか。
それをプレスリリースにキチンと込められているのかが何よりも大切なのだと教えてくれた。
なぜそのように「プレスリリースの重要ポイント」が移り変わったのだろうか。
その背景にあるのはスマホの普及による「検索とSNS」だそうだ。
このことにより、スマホから直接プレスリリースが見れるようになった。
一般の人が自ら探して、選択して、見つけて「見つけた」とシェアをする。
そして、それが広がる。ということが、今起きているプレスリリースの流れとなっている。
更にプレスリリースの話は「地方」というテーマにまで広がる。
地方から発信するプレスリリース
もともと地方企業のプレスリリースをネット上で配信することがなかったそうだ。
紙で印刷して地域の商工会の記者クラブに渡し、それが地域の新聞の人たちに取り上げられたら、その地域の人たちにプレスリリースが届く。というのが従来の形だった。
だが今は、世界中の人がニュースをインターネットで見るように変化した。
そうすると今まで通り、紙で伝えるだけでは地域の人に伝わらなくなってきた。
ネットの利点は「ネットで多くの人に伝えれるということ=商圏が広げれる」ことにある。
地方の商品が時に、場所の制限を飛び越えて遠方の人に買ってもらえる。
こういったことがプレスリリースでも起きているのだ。
これを聞くと冨田 氏 にNj 氏の熱が更に増していく。
冨田 氏いわく、それは音楽業界でも言えるそうだ。
「地方には力がある。」
「今後はその人たちを押し上げるためのプレスリリース、紹介するためのプレスリリースを。」
「今は垣根を超えれる時代ですから。」
それを聞きNj 氏はこう語る。
「インターネットには、それを一気に広げていくチャンスがあるからこそ、地方で自分をどんどん高めていって欲しいですね。」
「プレスリリース」を極めたい
プレスリリースを軸にしたトークがどんどん溢れていった現場となった。
最後に冨田 氏はこれからの想いを話してくれた。
「地場で活躍されてる会社にも直接行きたい、そして様々なことを吸収してプレスリリースの鬼と呼ばれるように!プレスリリースといえばこの番組だ!というぐらいに!」
そう語る彼の中には「プレスリリース」という切り口で商品を、人を盛り上げていく!という熱量が溢れていた。
(UNPORTALISM編集部)