【揖保乃糸ではなく蜘蛛の糸?】島原素麺が挑む世界一の極細素麺は蜘蛛の糸のよう
島原そうめんは、長崎県の島原に位置し、雲仙岳から成る山々の麓から湧き出る名水と温暖な気候、美しい自然に恵まれた環境で作られる。まさに知る人ぞ知る歴史ある「そうめんの聖地」である。
しかし、なぜ「蜘蛛の糸」ブランドが誕生したのか?それは、島原そうめんを一口食べて貰えばわかる。
島原そうめんの特徴はなんといっても「麺のコシ」だ。素麺にありがちな「柔らかさ」それはそれで味わい深いのだが、島原素麺は段違いに「コシ」が違う。
コシの強さは、日本で一番の島原素麺
細いがものすごく強く、獲物を捕らえたら離さない蜘蛛の糸のよう。まさに、島原そうめんのコシは「蜘蛛の糸」そのものなのだ。
一度捕まえると離れることのできない蜘蛛の糸の様に、どんなそうめんよりもしっかりとコシがあり、喉越しの快感は最早、そうめんのイメージを超越したもの。しかも極細の麺は水が冷たい冬季のある限られた時期にしか作ることができない限定品。
蜘蛛の糸ブランドは期間限定。
蜘蛛の糸を製造する吉岡製麺所の吉岡謙志さんは「まさか、蜘蛛の糸ブランドを立ち上げるとは思ってもののいませんでした。我々は淡々と日々水に向き合い、粉に向き合いながら麺を作っています。たまたま昨年9月にご縁があり、北九州にて素麺の未来をお話したらこんな展開に。訳も分からず突っ走っていたら、イタリアまで話が広がり、、、」
すでに「蜘蛛の糸」は日本よりも先行して遥か海を渡っていて、イタリアパルマの隠れ家ビストロのミシュランシェフであるパコ ザンビーニなど数々のシェフに絶賛されている。パコ曰く「パスタとは違う食感は僕たちのクリエイティビティを触発させる」と。
素麺のためにイタリアから日本へわざわざくるミシュランシェフ
実際、パコは日本に惚れ込みわざわざ日本に足を運んで北九州と大阪でイタリア料理店を貸し切り「蜘蛛の糸」コースを振舞った。
「蜘蛛の糸」プロジェクトをを手掛けるGIFT Corporation池田有志氏は、「パコが素麺をパルマで調理したときの瞬間、目の輝きが変わったのを今でも覚えています。シェフはみんなクリエイターなんです。僕はイタリアと日本の文化が融合されてもっともっと幸せで新しい食の体験を広げていけたら」と満足げ。
日本で振る舞われた「島原そうめんパコスペシャル」
販売数に限りはあるものの、そんなイタリアミシュランシェフを唸らせる「本物」を体験してはいかがか?皆さんが「蜘蛛の糸」に捕われる日も近いかもしれない。
販売サイト:吉岡製麺所「蜘蛛の糸」
https://shimaworks.thebase.in/
桐箱5000円、小袋400円
(unportalism編集部)