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【熊本の宝】村上めぐみ:なぜか許してしまうキャスター熊本県民テレビ「てれビタ」

村上めぐみ、というタレントを知っている人は、相当なテレビ通だ。彼女は、熊本を中心に活動しており、地元では21年間続く夕方のワイド番組「てれビタ」の2代目MCとして、1年前に大抜擢された。

彼女の武器は「笑顔」

彼女の「笑顔」は、スタジオを飛び出して、テレビの前の視聴者をも「笑顔」にする力をもっている。そんな彼女の不思議な武器を解剖してみた。

彼女がまだ高校生だった頃、大失恋をした時に何か打ち込めるものを探そうと入ったダンススクールが、タレント事務所でもあったことから、初めて番組オーディションというものに参加する。軽い気持ちで望んだオーディションで奇跡的に合格するも、その番組はたった1年でクビになってしまったのだ。本格的にタレント活動をしていくことを決め、大学を休学した直後の突然の宣告だった。「これから、どうやって生きていけば良いの?」まさに”無”の状態。何かで巻き返そうという根性も気力も失っていたと当時を振り返る。

しかし、同時に沸き起こった感情があったという「良かった…。実は、番組の収録前にはいつも正座して、布団をかぶって『行きたくなぁぁぁい!』と叫ぶくらい彼女は逃げ出したいと思っていたのだ。“テレビに出ている村上めぐみ”と、“本当の村上めぐみ”にギャップがあり過ぎたのだ。自分自身を「形から入るタイプ」と分析する彼女は、“少しでも好かれるように、そして少しでも嫌われないように”自分の虚像を自ら作ってしまっていたのだ。このときの笑顔は、ニセモノの笑顔だったという。そんなとき、ある先輩に言われた言葉で彼女は変わった。

「お前は、お前を嫌いな人に好かれようと頑張っている。違う。お前を好きな人のために頑張りなさい。」

「一笑健命」

「いまは、毎日の生放送が、めちゃくちゃ楽しいんです!!(笑)遠慮もカッコ付けもしないからですかね?そんな雰囲気を作ってくれている皆さんに感謝しています。笑うことで元気になれるし、人を元気にすることも出来ると思っています。」心が健康でいるためにも、いてもらうためにも、「笑顔」は絶対に必要なものだという。そんな彼女の座右の銘は、「一笑健命」。彼女が緊張するのは、イケメンがスタジオに来たとき。そのときは、その人の目を見れないので、顎をみて話をするらしい。日本一の海藻の取り扱いを誇る「カネリョー海藻」とFMKで手がけるラジオドラマではテレビに限らずラジオでは女優の一面も見せる。

熊本の夕方、昨年度人気NO.1を獲得した情報ワイド番組「てれビタ」は、毎日、彼女の笑顔が県民を元気にしている。この一部は、「てれビタ反省会」という動画で、KKT熊本県民テレビの「KKTアプリ」で見ることができる。

(unportalism編集部)https://unportalism.com/

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