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【Gで揺れる日本!?】大阪がG20で揺れているとき、 もうひとつのGがやってくる!!アフリカ子供サミット!!

G20サミット(メンバー国や招待国の首脳、国際機関など、37の国や機関が参加し、経済分野を主要議題として毎年開催される国際会議)が、大阪で開催され、熱い視線が注がれている裏で、もう一つのGが動いている。それは、「アフリカ子供サミット2019」だ!なぜこのタイミングなのか、そして、世界に何を発信し、伝えたいメッセージとは何なのだろう。

アフリカ子供サミット2019とは、「アフリカからのメッセージを関西から世界へ発信する」と旗を掲げ、日本の子供達に、エンターテインメントを通じて、未来の「アフリカ4.0」を伝えていく活動だ。

とはいっても、アフリカ4.0とは?どんなことを私たちに伝えたいのだろう、先進国と言われる日本では、発展途上国と言われるアフリカのリアルな現状がわからない。ネットやNEWSで流れてくる情報も色眼鏡で見ている可能性がある。だからこそ、今回はこれまでのアフリカの歩みからアフリカ4.0まで振り返りたい。

アフリカ1.0 植民地支配時代

西欧諸国が植民地としてアフリカを侵略していった時代。アフリカの国の境界線が縦横で綺麗に分かれていることが多いのも、侵略による痕跡を地図上で現代に映し出している。奴隷、過酷労働者、資源として扱われていた時代がアフリカ1.0なのだ。当時の黒い荷物という表現にも非人道的な色合いを感じる。

続いて

アフリカ2.0 ポスト植民地時代

植民地支配時代が終わり、アフリカの国々が独立を果たし、歩み始める時代。しかし、その内情は旧宗主国による表面上の独立。旧植民地国の開発の遅れや経済、財政不安、民族対立からくる政治不安は解消されず、先進国が保護や援助という形で間接的に支配しようとする「新植民地主義」(ネオ=コロニアリズム)が台頭。表面上で独立をアピールしながらも、経済的な支援や軍事同盟を通じて、実質的に支配するといった思想があった。

続いて、

アフリカ3.0 21世紀のアフリカ

先進諸国の真似をして発展していく形ではなく、アイデンティティーを尊重したより良いアフリカを目指す取り組みがアフリカ3.0であり、21世紀のアフリカだ。先進国の利ざやではない、対等の立場Win-Winの関係を築いていく時代。しかしその背景には、貧困格差、教育、医療(感染症など)、紛争などの諸問題に未だに直面している事実がある。その中で、ネットやニュースではあまり語られない日本とアフリカの関係と取り組みについて触れたい。

日本はトップドナー世界1位

最大の援助国。発展途上国に対する援助の最大の供給国だった!?政府開発援助(ODA)を通じた国際貢献を60年以上にわたり実施し、人の安全保障を推進して、全ての人に等しい教育を軸に置いている。現在まででアフリカに1321校の小中学校を建設し、一人ひとりが自らの能力と才能を開花させ、運命を切り開いていくことを可能にし、他者や異文化に対する理解と信頼の上での平和の礎を築こうとしている。TICAD(アフリカ開発会議)の主導も日本が行い、今年8月の横浜開催で7回目。インフラ支援をするに当たり、地元住民への経済的恩恵や設備の維持・管理手法の伝授を重視していると発信しており、持続可能なインフラ整備に努める想いがある。この想いがなければ、お互いを尊重したWin-Winな活動はできないのではないだろうか。

続いて

アフリカ4.0 これからのアフリカ

2017年5月の世界経済フォーラムアフリカ会で提唱された新しいヴァージョンのアフリカを目指す試み。ICTの革命により、物理的・心理的距離も近くなった。アフリカと先進諸国との2次元の関係だけではない、多様な層が混じり合う3次元4次元の世界。そこには、無限の可能性を秘めた宝石箱を開けるような未来。それが、アフリカ4.0なのだ。

アフリカ子供サミット2019

アフリカ子供サミットは、

日本の子供達にエンターテインメントを通じてみ未来のアフリカ4.0を伝える!

関西から世界に向けてのメッセージ発信を実現する!

を目的として、AFRICA meets KANSAI代表のセンダ・ルクムエナ氏(以下センダと記す)とAFEC代表マンドゥ・モゥ・ペロル氏らによって開催される。

センダ・ルクムエナ

コンゴ民主共和国出身。工学博士/建築家・アーバンプランナー・デザイナー、神戸情報大学院大学 情報技術研究家 都市計画 専攻 准教授、NPO法人GA代表(コンゴ民主共和国)、NPO法人AFRIKCLEAN理事

マンドゥ・モゥ・ペロル

コートジボワール出身。国際会計コンサルタント、MazarJapan株式会社マネージャー、アフリカ4.0ファウンデーション理事

AFECとは、Africa Forum Exective Committeeの略。次世代のアフリカについて考え、日本からできる事を発信する「AFRICA 4.0 FOUNDATION」組織の事業部門。アフリカの将来を見据え、現状を広めると共に、できる事や可能性をみんなで一緒に考える活動。

センダ氏、ペロル氏ともに日本で、アフリカのリアルな現状や文化について広める活動を展開され、日本とアフリカの文化の架け橋を担われている。

日本とアフリカは、これまで記したように、距離的には遠い国ではあるが、密接な関わりがある。でも、そのことを知らない人がこの国のほどんどを占めているのではないだろうか。アフリカってどんなイメージって聞けば、貧しい、ジャングル、紛争?のような答えばかりだろう。しかし、センダさんは、アフリカは貧しい国と思って欲しくない、うれしいたのしいことで溢れているから知ってほしい、それを、日本に伝えたいのだそうだ。

そして、なぜ、子供サミットなのか、それは、未来を作るのは、日本の子供達であり、アフリカの子供達だから。そんな、未来の大人に、今の大人が伝えられること、それは平和を願う想いと、希望に満ちた世界ではないだろうか。当日は、アフリカの子供達とSNSで繋ぐ生中継やアフリカの音楽体験、フィナーレには全員参加の「未来のアフリカに向けてのメッセージ」がある。日本にいながら、アフリカを体感できるイベント、そして、日本とアフリカの未来を共に考えてみてはいかがだろうか。

アフリカ子供サミット2019

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