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音楽界に衝撃?!テレビ界の異端児と85歳のジャズ界レジェンド、人気番組挿入歌アーティストが夢の共演

ジャンルと世代を超えた前代未聞のライブイベント「Nj Carnival」の開催が電撃発表された。この異端的で不思議な企画は、コロナで音楽活動ができなくなったが今春、復活を遂げたアーティストNjこと西田二郎によるものだ。音楽界に激震が走る?!


 Njこと西田二郎は、テレビ界では名物プロデューサーとして知られる異色の経歴の持ち主だ。「ダウンタウンDX」「松紳」「ガリゲル」などの人気バラエティー番組の演出を手掛け、現在はコンテンツ戦略およびDX推進の分野でテレビを支え、未来のテレビの開発に尽力している。その活動は多岐にわたり、FM大阪のラジオ番組「Nj on the Radio !」のパーソナリティーを長年務めるほか、マキタスポーツ氏とタッグを組んで「バカともつき合って」を書籍を出版するなど、メディアの垣根を軽々と飛び越える「パラレルクリエイター」として活動している。

 音楽活動においても、西田の独創性は遺憾なく発揮されている。「水曜どうでしょう」の藤村忠寿エグゼクティブディレクターとコラボレーションし「パインアメ」のPRソング制作を手掛けたほか、京都フィルハーモニー室内合奏団とのコンサートを開催するなど、着実に音楽活動の幅を広げ、自身の作詞作曲による「ロコの星」は人生100年時代に向けた「全世代応援ロック」としてNj名義で日本クラウンよりメジャーデビューを果たした。

85歳のジャズ界レジェンド、人気番組挿入歌アーティスト

 主催者のNjは、実に5年ぶりとなる関東公演で音楽シーンに新たな一石を投じる。しかし、真の衝撃は出演者のそのラインナップ。その異色の組み合わせは、業界関係者からも「前代未聞」「革命的」との声が上がっている。

 まず目を引くのは、85歳の国際的なジャズボーカリスト、Masumi Ormandyの参戦表明だ。Masumi Ormandy(マスミ オーマンディ)は、ヴォーカリストとしての顔だけでなく、英語教育者としても著名な人物だ。1973年に東京で”Pacific Language School”(PLS)を夫と共に設立し、以来半世紀にわたり、子供から大人までの英語教育に尽力してきた。

 現在はPLSの副校長および英語教育研究所所長を務めながら、音楽活動も精力的に行っている。その活動範囲は日本国内に留まらず、アメリカはもちろん、イタリアやウィーン、スロバキアなどヨーロッパ各国にも及び、音楽を通じた文化交流にも積極的に取り組んでいる。また、ホフブルグ宮殿でのJuristenball (弁護士協会舞踏会)招かれた、初めての日本人歌手として、ウイーンの知られるサンペトロ教会ミサの中で日本人初讃美歌とジャズを歌唱した経歴を持つ。

ウィーンでの舞踏会での一コマ

 対するは、大人気テレビ番組「はじめてのおつかい」の挿入歌が話題のKengo.だ。元サラリーマンという経歴を持つ彼は、わずか数年で音楽界の注目株へと駆け上がった。その軌跡は、多くの音楽志望者に勇気を与えている。

「会社員時代、早朝や通勤時間を使って作曲していました。夢を諦めなければ、必ず道は開けるんです」とKengo.は熱く語る。彼の言葉には、音楽への純粋な愛が溢れていた。

特筆すべきは、Kengo.と人気お笑いコンビ「チョコレートプラネット」との深い関わりだ。2020年、Kengo.はチョコレートプラネットが歌唱する日テレ公式チャンネル『パピプペPop!な指サック』の楽曲制作を担当。さらに2023年には、チョコレートプラネットの”春夏秋冬”シーズン毎に「指サック」をテーマにした楽曲4部作のプロジェクトの制作を一手に引き受けている。

チョコプラの楽曲4部作を担当。2023年には”春夏秋冬”シーズンごとに「指サック」をテーマにした楽曲4部作のプロジェクトが始動!第一弾となる『ハルに君、ユビサック』は甘酸っぱさ、切なさ、懐かしさに溢れたポップでキャッチーな青春ダンスナンバー。3年を経て、パピプペPop!な指サックが生まれ変わり、歌詞やアレンジ、ダンスも新しくなって『ハルに君、ユビサック』としてリリース。→https://lpm.yoshimoto.co.jp/89717/

チョコプラ長田氏と (Kengo.ブログより

 「チョコレートプラネットさんとの仕事は、私にとって大きな転機となりました」とKengo.は語る。「エンターテインメントの新しい可能性を感じましたし、自分の音楽性を広げるきっかけにもなりました」この経験がKengo.の音楽性にどのような影響を与え、今回の「Nj Carnival」でどのように発揮されるのか、ファンの間でも大きな注目を集めている。

 そして、この二人の才能を見出し、一つのステージに集結させたのが、Njである。長いコロナ禍を経て苦悩の日々を送った彼にとって、今回のイベントは単なるライブ以上の意味を持つという。「音楽に義務はない。自分に意味を見出せなかった日々もあった」とNjは振り返る。「でも、Masumiさんやkengo.君との出会いで、音楽の本質的な力を再確認したんです。年齢もキャリアも関係ない。音楽への純粋な情熱だけが大切なんです」
この言葉には、音楽と向き合い続けてきたアーティストならではの重みがあった。

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フェスとは違うカーニバルの意味


 Njは、「カーニバル」という言葉の意味について、独自の解釈を示した。「カーニバルの意味とは、ライブ全体を通して一本の幹を持つことです」と彼は語る。この言葉は、一見異なる要素が集まりながらも、一つの強力なビジョンのもとに統合されるという、今回のイベントの本質を表しているようだ。

Njはさらに、従来のフェスティバルとの違いを強調する。「フェスなどはたくさんのアーティストが参加するがどうしても細切れになってしまうことが多く、その意味で参加するアーティストもフェスの目的や他の音楽性の共通項を見出し、作られるのが現状です」と彼は指摘する。
しかし、「Nj Carnival」は全く異なるアプローチを取る。「今回のカーニバルは、およそ交わることがなかったアーティストのメンタリティだけにNjが焦点を当てて、ライブを構成します」とNjは語る。

前説20年のMCの「Nj」、C&K,島袋寛子氏にとってかけがえのないピアニスト「栗本修」


この革新的なアプローチの中核となるのが、Njの豊富な経験だ。「ダウンタウンDXの前説を20年やってきたNjだから実現できるステージMC」が、イベント全体を貫く軸となる。Njの巧みな話術と、アーティストの内面を引き出す能力が、異なるジャンルや世代のアーティストたちを繋ぐ架け橋となるのだ。

そして、このカーニバルの音楽的支柱となるのが、C&Kや島袋寛子氏の楽曲、そして演奏サポートを務める「栗本修」の存在だ。「彼の繰り出す魔法のピアノが一本の音楽へ紡いで、異素材がどんどん一つになっていくのです」とNjは熱を込めて語る。
栗本修のピアノは、まさに異なるジャンルや世代の音楽を融合させる触媒の役割を果たす。ジャズの即興性、ポップスの親しみやすさ、クラシックの厳格さを巧みに織り交ぜることで、一見不可能に思えるコラボレーションを可能にするのだ。

C&Kと栗本修。

栗本修(中央)とC&K         ナタリーより

 Njのビジョンは、MCと音楽を有機的に結びつけ、異なるアーティストの魂を一つの物語として紡ぎ出す。これは単なるライブを超えた、新しい芸術形態とも言える。また栗本修のピアノを軸に、異なるジャンルの音楽が融合していく過程は、まさに音楽の化学反応を目の当たりにするようなものです。観客は、音楽の新たな可能性を体験することになる。

Njという表現の誕生

 Njの音楽への道は、個人的な経験から始まった。ある日突然、高い音が喉に降りてきたことに不思議を感じていた矢先、2015年夏、母が突然病に倒れ、余命宣告を受ける。しかし、母が以前から作っていた歌詞に曲をつけ、毎日病床で歌うことで、奇跡的な回復が起こった。この経験がNjを音楽の道へと導いたのだ。
母の遺志を胸に抱き、空から降りてくる音を紡ぐNjサウンドは、ジャンルにこだわりがなく、どこか自然で、不思議に胸を打つ。その独特の音楽性は、業界関係者からも高い評価を受けている。
 京都フィルハーモニー室内合奏団の小林明理事長は、Njの音楽を聴いた際の印象をこう語る。「ここまで音楽理論に縛られないで音楽に向き合うことができる人がいるのには驚いた。ワルツから4拍子への転調も意図的でなく、音楽のストーリーとしての必然から。本来、禁じ手と言われることもNjなら自然と跨いでしまえる。不思議な人です。」
 この評価は、Njの音楽が持つ独特の魅力を端的に表している。理論や常識に縛られない自由な発想と、音楽そのものが持つストーリー性への深い理解。これらがNjの音楽を、ジャンルを超えた普遍的な感動を生み出す源泉となっているのだ。
そして、この独特の音楽性が「Nj Carnival」という形で結実する。Njは語る。「音楽は理論や技術だけでなく、魂の表現です。私の経験や、母との思い出、そして日々感じる感動。それらすべてが音楽となって現れるのです。」

「Nj Carnival」では、このNjの音楽哲学が、様々なアーティストとの共演を通じてより豊かな広がりを見せることになる。85歳のジャズボーカリストMasumi Ormandyの経験豊かな歌声、Kengo.の新鮮な感性、Njの自由な音楽性とそしてC&Kや島袋寛子の個性的な楽曲を作ってきた栗本修の魔法のピアノによって紡ぎ合わされ、唯一無二の音楽体験を生み出すのだ。
 音楽関係者の一人は次のように語る。「Njの音楽は、既存の枠組みを軽々と飛び越え、聴く者の心に直接訴えかけてくる。その自由さと純粋さが、異なるジャンルや世代のアーティストを結びつける接着剤となるのでしょう。『Nj Carnival』は、音楽の本質的な力を再確認する場となるはずです。」
 またマーケターキャリア協会代表理事でビジネスパーソンと音楽を融合させるイベント「J LIVEDAY」を主催する田中準也(ジュンカム)氏は「ビジネスとアートが分け隔てなく、一つのコミュニティにできたらと立ち上げたJ LIVE DAY。音楽を愛するビジネスパーソンがいつまでもそのマインドを持ち続けられ、マインドがコミュニティを牽引する。今年の9月には、かつてない大掛かりなイベント開催を予定していますが、そこでもNjの持つ精神性は、我々にも刺激を与えてくれるはず。」とNj参画のラブコールを送る。

「Nj Carnival」は7月26日、南青山MANDALAにて開催
 今後、日本の音楽シーンにどんな変革をもたらすのか。Njが語る「一本の幹」が、彼の巧みなMCと栗本修の魔法のピアノによってどのように具現化されるのか。「Nj Carnival」は、単なるライブの域を超え、音楽の持つ力、そして人々を繋ぐ力を改めて世に問う機会となりそうだ。 特に、Njの多彩な経歴と、Masumi Ormandyの参加は、音楽とメディア、教育の融合という新たな可能性を示唆するものとして、幅広い分野から注目を集めている可能性がある。音楽ファンはもちろん、音楽に関わるすべての人々、さらにはテレビ、ラジオ、教育関係者、そしてお笑いファンにとっても、見逃せない出来事となるかもしれない。

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【イベント概要】

NJ Carnival

7/26  1830OPEN 1930START

南青山MANDALA

東京都港区南青山3丁目3-2-2MRビルB1

3500円(ワンドリンク別)

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