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コロナだから!高校生の熱量が作り上げた。高校生リアル逃走中!

森林公園にて逃走中を開催した高校生。
埼玉県立浦和高等学校の須田道成さんと埼玉県立熊谷高等学校の坂上大斗さん率いる学生団体 BTM(Break The Mold)が手掛けた高校生の高校生のためによるリアルイベント「逃走中」が話題だ。

BTMとは高校生が運営している「高校生のやりたいことを支援するプロジェクトプラットフォーム」だ。BTMはコロナ休校が決まってすぐ二つのイベントを企画した。「コロナ対策としての休校措置の是非」と「逃走中」だ。

中高生約50人が集まったこのイベント。「逃走中」を企画した最大の目的は「高校生の『やりたい』を行動に移す意味と価値を伝える」ことだ。これはBTMの活動の目的でもある。当初、休校が決まる前には県内の各学校を回って放課後に「高校生の『やりたい』を行動に移す意味と価値を伝える」説明会を開く予定だった。県内の学校へ説明会開催のお願いと説明会場を借りられないか動き始めた矢先の休校要請だった。

予定していた説明会ができなくなり、どうすれば「高校生の『やりたい』を行動に移す意味と価値を伝える」ことができるのかを考え抜いた。そのなかで、「長期休校を活かしきれずに不完全燃焼している人が多くいること」や「高校生は意外と運動不足に陥っていること」、「1か月もの時間を持て余すのはもったいないと考えている生徒が多いこと」に注目し、みんなが「やってみたい」と一度は考えたことのある「逃走中」を企画すれば「やりたい」と思ったら行動に移す行動力のある高校生が集まるのではないかと考えた。そして行動力のある高校生の中には、すでに何か課題意識を持って行動に移していたり、「やりたい」ことを持っていても一人では行動に移せていない高校生がいたりするのではないか、また、自分たちの考えに共感し同じBTMの活動を支える運営メンバーが見つかるのではないかと考えた。

二人はすぐに企画を行動に移し、LINEを活用してどんどん参加者の輪を広げていった。ふたりはイベントを行うにあたって、同じ様な企画をしてる大人に接触して話を聞いてみた。適切な人数比率や逃走範囲、起こりそうなトラブルやそれに対する対応方法、途中に追加するミッションの内容やタイミング、ただの鬼ごっこにならないために抑えるべきことなど企画を充実させる取り組みなどを確認していった。話を聞いていく中で「逃走中をテレビで見ているとわからないところで活動がめっちゃ制限されてるんだと感じた。」という。

コロナ休校中の活動として、感染を拡大しないかも検討した。同時に逃走者の居場所を運営が把握するためのGPSアプリや必要な用具を確保し、参加費を算出することも進めていった。そうして実現したのが今回の「逃走中」だ。

開催したふたりの感想は次の通りだ。

「今回開催した逃走中は、50人弱が集まったのでハンター4人→7人でほぼ予定通りのエリアで実施しました。でも思ったよりもハンターは優秀で最初から捕まりすぎてしまったので復活イベントを増やして対応しました。復活イベントで運営側がじゃんけんに負けすぎて逃走者が増えすぎたため、最終的には牢屋から捜索隊を出して隠れている人を見つけに行ったり。

僕としては、かなり厳密にルールを決めておく必要があるのかなと思っていたんですが、空気を読んでくれる人が多かったのか、ハンターが優秀すぎたのか、結構順調に進みました。自分たちの進行も上手くて機能したと思います。

参加者側の反応も全体的に良好で、満足度は高かったようです。なんと言っても大人からのアドバイスがあったから逃走中らしくなり盛り上がりましたし、進行中の修正も少なく、自信を持ってルールを作れたと思います。」

アドバイスしてくださった大人からは次のようなコメントをもらったそうだ。

「やってみてよくわかったと思うのですが、何にせよ、どこまでを決め事にして、どこまでをフリーで楽しむかが凄く大切になってきます。決め過ぎても台本以上に面白いことは起きないし、全て自由でガチだとそれはそれで面白くないですし。

逃走中でいうと、逃走者がいるのはわかってるかもしれないけど、視界に入らないと追わないと決めたから、そのルールでみんなが楽しむというようなことですね。

エンターテインメントの基本はそこだと思うので、もし将来そのようなことが生かせる職業に就いた場合は、そんなことを片隅に置いて頑張ってください。」

2月28日のイベント企画から実施まで11日。短い期間の中で考え抜き行動することで実行したイベントだった。

やってみることで「同じ『やりたい』を抱えている仲間がいること」も分かりBTMの活動も活性化した。また「慣れない取り組みを支えてくれる大人がいることが嬉しかった。」、「やってみたいと思ったことを行動に移せば、できない事はないというを今回学べた。」と思いを新たに次なるアクションに繋げて行きたいという。

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