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一般社団法人ティーチャーズイニシアティブが「アルムナイラボ」を開催!オンラインで語った、教育に対する取り組みとその想いとは?

アルムナイラボとは?

「アルムナイ」とは英語で「卒業生」同窓生」という意味の言葉ですが、一般社団法人ティーチャーズイニシアティブ(TI)が主催する「21世紀ティーチャーズプログラム」の卒業生が現在の活動や教育成果を交流する「第1回アルムナイラボ」が9月12日に行われました。

講演内容は?

講演者の一人、佐藤真由さん(一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム 地域みらい留学365事業イベント統括/TI1期生)は、今回の講演で自身が携わっている「地域みらい留学」について話されました。「地域みらい留学」を運営している人たちは、『自分たちの地域や社会の「未来は変えられる」と信じ、自ら挑戦できる若者の育成と、意思のある若者に溢れる地域、日本づくり』というミッションを掲げて活動されています。

「地域みらい留学」とは、地方の公立高校が学区制をなくし、全国から入学生徒を募集したり、都会の生徒が地方の高校に入学または留学したりすることを指しています。そして、学校が「地域みらい留学」の活動に参加し、全国から入学生や留学生が来てもらえるような魅力ある学校を地域と共に創っていくことで、全国からの”意思ある“志願者の増加のみならず、地元の人達の進学率の増加にもつなげ、活気ある地域の次世代の担い手を輩出することや、「この町では皆で面白い挑戦ができる」と、地域のIターン・Uターン人口の増加など幅広い効果が見込まれています。地域と学校、県外の人と地元の人、子供から大人まで、多様な人達が一丸となって皆で地域や学校創りをしている活動です。

教育から見た地方創生

 佐藤さんは、人口減少社会を切り拓き、持続可能な地方創生を実行するためには、地方に広がっている悪循環を、新たな人づくり・人材の流れづくりにつながる好循環に転換することが必要であると考えており、特に地域からの人材の流出の出口になっている「高校の魅力化」が重要であると考えています。

地方に広がる悪循環とは、高校の魅力が減ることにより、生徒の減少や子供や若者の意欲・活力・誇り・肯定感といったものが減少し、その結果、他の地域に家族や若者が流出し、少子化が加速し地域での教育資源や学級・教員の減少につながり、高校の魅力がどんどん減ってしまうというものです。そこで、高校の魅力化を通して、「あの学校(や地域)に行くとなにか面白いことができそう!」と、子供も大人も率先して自分の持ち場でチャレンジやコミットメントしたくなるような土壌を創っていくことで、前向きな教育環境が整い、その影響による教育移住や家族定住を、UIターンや関係人口、出生率の増加を促し、その結果地域の活力や教育資源と人材も増加につながるような、人づくり・人材の流れづくりの好循環を引き起こすことができると、佐藤さんは考えています。

講演を聞いて編集者が感じたこと

 今回の講演を聞き、地域にある問題解決のためのアクションを教育の視点から行うという考えが今までの自分の中にはなかったので驚きました。意思のある子供・若者の輩出のために、地域に関する問題に挑戦し続けることを特色とする高校があることを知り、解決策を考えるだけではなく、学生自体が地域の人と関わりながら活動を進めていることに対してもより驚きました。

(Unportalism Education 編集部 太田雅)

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