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滋賀県発びわこんどーむレボリューション! コンドームソムリエAiが見た!!「日本の学校性教育」最前線レポート!!

多数メディアで話題のコンドームにさわってふくらませる講演会!?と聞いて皆さんはどのようなイメージをもたれるでしょうか?
滋賀県の公立高校で『びわこんどーむ』というオリジナルキャラクターまで生み出した”習うより触って慣れようコンドーム”講演会は、地元でどのように受け入れられ、どのように中学校や全国へ波及していったのか?
今回はその発端となった大人気の講演会の様子をまとめてお届けします。

 先日、滋賀県内のとある公立進学校で行なわれた「エイズを通して性と生を考える講演会」(by びわこんどーむプロジェクト代表コンドーム伝道師 清水美春先生)。
実物のコンドームを指に装着し合うペアワークやクイズやゲームなど、10年以上にわたって依頼が絶えないその講演会の様子をSNSで大人気のコンドームソムリエAiさんがレポートしてくれました。

約130種ある日本のコンドームを知り尽くし、学校保健室の先生でもあり、心理公認師でもあるコンドームソムリエAiさんがその独自の視点で分析した「びわこんどーむ講演会」のレポートは必見の内容です。是非ご一読ください!

コンドームソムリエAi さんって・・・?

Twitterのフォロワー数3万人以上、コンドームを通して性教育に関する情報発信を行う保健室の先生であり、日本唯一の国内約130種のコンドームを識るコンドームソムリエ。「コンドーム選びを前戯に!」をモットーに、コンドームの選び方・正しい使い方を広めることで、性感染症予防や性生活力の向上をめざす。数種類のコンドームの実物を触って嗅いで引っ張れる「コンドーム試触会」を開催するほか、自身のSNSやWebメディアでの発信・監修も積極的に行っている。

「エイズを通して性と生を考える講演会レポート

コンドームソムリエAi(保健室の先生)

講演開始前
【ベテラン担当教諭による講師:清水美春先生の紹介】

・「どんな講師なんだろう?」と期待と不安でざわつく中、モニターに流れる謎の映像(*講師がケニアで行なったコンドーム啓発動画)がより期待感の高まりと、性教育に苦手感を感じる人たちへの硬い空気を和らげる作用があったように感じた。
・講師紹介で、担当の先生からの美春先生の紹介が、びわこんのティージングも含みつつ、元同僚としての信頼関係があるからゆえのTupがしっかりとできていて、生徒たちが安心して聴く姿勢を取れていた。
 外部講師の授業にはこの、心理的安全性を高めておくことが大切だと思うので、慣れた
先生から信頼のおける紹介をしてもらえることはかなり大きいと感じた。

【導入】
・スワヒリ語での声かけで、固まっていた生徒たちが「この人は何者!?」という期待感の高まりと、見知らぬ言語でのコミュニケーションから「講師が発信している音から何かに気づこう」と意識を傾け、その結果、開始5分で会場全体がひとつにまとまる感じがあった。

・日本語を話し始め、スワヒリ語であったことの解説を伴うことで緊張状態にあった空気があっという間に緩んで、授業の導入として斬新だなと感じた。
・性という漢字から、「心のままに生きられているか?」という問いを掲げ、その視点でこの授業をとらえるよう、誘導があったおかげで、性教育に対して身構えていた生徒にもすんなり受け入れやすい入り口となっていた。このフレーズが後半のセクシュアリティに関する解説の部分の伏線となっていて、とてもスムーズだった。
・身近な年代のデータを紹介することで、共感や興味を持たせ、今回の授業の内容に親近感を持たせていた。他人事ではなく、自分ごととして聴く姿勢を作る誘導になっていた。

【展開】
・授業の合間にクイズを挟み、正解者にびわこんステッカーをプレゼント。コンドームではないので渡しやすく、生徒も受け取りやすく、自慢しやすい、いいアイテムだと感じた。
・ステッカーが残ることで、一回こっきりの授業ではなく、ステッカーを見るたびに授業を想起するので、授業を忘れさせないためにもいい刺激材料になると感じた。
・教科書には基本的に異性間のセックスだけしか載っていないが、同性間のセックスについても並列して説明することにより、性の多様性を自然なカタチで伝えられているように感じた。

・コンドームを付けないセックスへの示唆を、愛↔︎無関心と例示して伝えることにより、コンドームをつけることは愛情のあること、と伝えることができていた。
・装着に関する動画として、TikTokを紹介していたので生徒たちの反応感度がとても高かったように感じる。
・単なるコンドームの装着授業、水の交換による性感染授業にとどまらず、ケニアのエッセンスを巧みに交えながら「自分の物差しを大切にすること」「当たり前に騙されないこと」など、自身を大切にし、相手を尊重して関わることの大切さを、説教くさくなく腹落ちさせることができていた。

・全体に広がる、先生方のサポートから生まれる、温かい空気感のおかげで、緊張や不安、いじり合い、茶化しなどが生まれづらい雰囲気となっていて、それが授業の効果をより高めていた。
どんな授業も「何(内容)をやるか」ではなくて、「誰が(どのような視点、スタンスで)やるか」によるところが大きいな、と感じた。

<アンポータリズム事務局コメント>
場の心理的安全性、心が動く問いかけ、講師の在り方や教科書の記載に関することなど、保健室の先生でもあるコンドームソムリエAiさんの視点は、性教育分野に限らず学校で行われるあらゆる学習活動の参考になるポイントが盛りだくさんです。コンドームソムリエAiさん、貴重なレポートをありがとうございました!!

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