元読売テレビアナウンサー辛坊治郎脇浜紀子“ズームインの名コンビ”がコロナ休校の中学生向けにオンライン英語講座スタートさせる狙いは？

元・読売テレビアナウンサーでニュースキャスターの辛坊治郎さんと大学教授の脇浜紀子さんが12日、新型コロナウイルス感染拡大による休校措置に伴い、学校で授業を受けられない子どもたちに少しでも勉強する機会をもってもらおうとYouTubeを使ったオンライン授業をボランティアで始めた。

　現在、新型コロナウイルスの感染者が多い自治体の公立学校を中心に、5月のゴールデンウィーク明けまで休校となっている。外出自粛も続くなか、生徒たちは学校から与えられた課題などを自宅でこなす日々が続いている。

　この状況に辛坊さんはラジオ番組「辛坊治郎のズバリ＆どうよ！」（ABCラジオ11日放送）で、安倍晋三首相が7日に開いた緊急事態宣言に関する記者会見に出席していた記者が「誰一人、教育について聞かないんだよ」と苦言を呈し、休業要請や所得補償など経済面の影響ばかりが取りざたされ、教育問題がクローズアップされない現状に危機感を示した。そのうえで「今晩、私は中学1年生の英語を1から」、「1時間×40回くらいの授業を、私が先生でやります」、「もう、明日から無料で配信します」と自身のYouTubeチャンネルで無料配信することを発表。「発音に関しては若干不安があるので、発音の堪能な女性をボランティアでお願いしました」と語った。ちなみにその女性が、留学経験がありアメリカの大学院で修士号を取得するなど英語が堪能な脇浜さんだ。

　実際にこの放送のあと脇浜さんの自宅で収録が行われ、自費で購入した中1英語の教科書ガイドを参考に第1回目の講義は「英語のあいさつ」や「1～10の数え方」、「thの発音の方法」といった内容を中心に12日午後に配信。辛坊さんの公式YouTubeチャンネル「辛坊の旅」で誰でも無料で見ることができる。公開後、反響も上々で続編の期待もかかる。

　辛坊さんは「ちょっとエッチぃ内容も含まれるので、12歳以下のよい子のみんなは先にお父さんやお母さんに見てもらうようにしようね」としつつ、「中学1年の基礎英語だが、もう一度英語を勉強したいという大人にも楽しんでもらえる内容」と、外出自粛が続くなか世代を問わず自宅での勉強材料にして欲しいと話している。連休明け以降の継続については、今後の様子も見ながら判断するとのこと。

　いまの小中学生の親世代にはど真ん中の「ズームイン！朝！！」名コンビのオンライン英語講義。英語力だけでなくトーク力も磨かれる一石二鳥の動画となっている。

（編集部）