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【レポート】Open Education で教育は開かれるか?先生たちの熱い夜のレポート

7月23日(木)20:00~21:30(延長22:10迄)Open Education 第1回目として、『逸見 峻介先生』(埼玉県高校教員)モデレーターのもと、西田 二郎(読売テレビ)と井波 祐二先生(東京都立豊多摩高等学校)によるトークイベント「アンポータルな2人との夜会」が開催されました。

コロナ騒動以降の学校教育の在り方について、教育界ではかなり異端の現役先生とメディアの異端児ではあるけれど、これからの教育に熱い情熱を傾けているテレビマンの熱いトークが繰り広げられました。

話の内容としては、これからのオンライン教育と対面教育の在り方・学校教育のカリキュラムに沿いながら(視聴していたら結構大胆なチャレンジのような気がしましたが…。)学校以外の業種の方を交えた授業などもうワクワクする話のオンパレードでした。

また、参加されている約40名の方々もこれからの教育に熱い思いを持たれている方ばかりで途中からトークに参加され、大いに盛り上がりを見せ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。教育現場でも、新しい事を試みようとすると大きな壁が立ちはばかっているという現実があるそうです。それにもめげず革新していこうという先生たちが多くいらっしゃるのに感動しました。

本日の話を聞いていて、昨年の12月に東京大学・安田講堂でのソフトバンクグループの孫正義会長兼社長とアリババグループ創業者ジャック・マー氏の対談を思い出しました。孫さんが2000年にミーティングをした約20社のスタートアップの会社のうちの1社がジャック氏の会社だったそうです。他の経営者は事業や資金調達の計画の話をされたそうですが、ジャック氏だけは『世界を変えよう』と熱い夢を語られたそうです。その話を聞いて、孫氏はジャック氏に投資したいと思われたそうです。

今回の先生たちも熱い夢を語られていたので、こちらまで、ワクワクが止まらなくなってきたのだと気付きました。

最後に、11歳の少年、宮本 大夢(みやもと ひろむ)君(多くの国家資格保持者)のこれまた11歳とは思えない熱い思いを聞き不覚にも涙ぐんでしまいました。お陰でモチベーションもあがり、明日からも精一杯頑張れそうです。アフターコロナの応援歌『ロコの星』を口ずさみながら…。

逸見 峻介先生の感想

 今回、読売テレビの西田二郎さん、元リクルートから公立高校の教員となった井波祐二さんをゲストとしてOpen education #1「アンポータルな夜会」を開催しました。今回第1回目のイベントであり、プロジェクトのスタートだったので、ワクワクと緊張の中、企画・準備を進めてきました。至らぬ点も多々ありましたが、当日多くの方に参加していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今回、井波さんをお呼びした理由は、運営に関わっている「アンポータリズムエデュケーション」の理念に強く共感したからです。「教員のリブランディング」や「未来の大人を育てる」など、私の思い描くビジョンと重なる部分があり、2人の話を聞いてみたい!と強く思ったことが開催の動機でもあります。プロジェクトを進めるにあたって、学んだことは数え切れないのですが、モデレーターとして今回のイベントを開催して、3つのことが特に印象に残りました。

1:現場でチャレンジをしている先生方がたくさんいる。

目の前の子どもたちのために、チャレンジをしている方が多いと感じました。 特にゲストの井波さんはこれまでのネットワークを活かして、外部連携を精力的に進めています。教育を生徒の未来のため、視野を広げ、みんなで育てようとチャレンジを重ねている姿に非常にエネルギーをもらいました。また参加者の方々も、歴史の授業に3Dで地形を分析するためICTを取り入れた先生、ヨルダンとのZoomを使った連携をする先生などがいらっしゃいました。素晴らしい先生方がたくさんいることを改めて確認する機会となりました。

2:教育に関心を持つ方がたくさんいる。

今回のイベントでは、教員以外の方も数多く参加されていました。ゲストの西田さんをはじめとして、メディア関係の方、人材教育業界の方、子どもに関する支援をする方、そして学生や小学生など多様なバックグラウンドを持った方が参加してくださいました。 教育は学校や職場・そして家族など誰もが何かしらの形で関わっているので、多様な方の考え方を混ぜ合わせたら、もっとできることがたくさんあると感じました。

3:オンラインが一般化した今、教育はもっとオープンにできる。

コロナ禍の中、zoomなどのオンライン会議ツールを使ってのコミュニケーションが一般化してきました。これによって場所を選ばずに物事を進めることが可能になってきました。そういったツールを使えば、外部連携も今までより容易になります。また副業解禁が広まってきた中で、教育を選択肢の1つにする方も増えてきているように感じます。今後、オンラインを用いて様々な方が教育に関わる機会が増えていくと感じました。

 最後にゲストとしてお話して頂いた井波さんと西田さん、そしてお忙しい中イベントに参加して頂いたみなさまに改めて感謝し、今後もOpen Educationというチャレンジを続けていきたいと思いました。

井波先生の感想

逸見さんとのご縁で登壇させていただきましたが、「みんなで教育をオープンに考える」という素敵なコンセプトのプロジェクトにとても共感しています。この先も何が起こるか分からず常に変化し続ける社会を私たち自身が形成していくためには、教育を学校の中に閉じず、社会全体で行っていくこと、そして今までの教育の常識・非常識という見方に捉われないことが必要だと改めて感じました。

参加者の方々の皆さんとも意見交換ができ、私自身多くを学ばせていただいたイベントとなりました。ありがとうございました!

今回、Open Education 第1回目のイベントでしたが、全国に教育に対して熱い思いを持った先生・教育関係者・父兄の方・生徒さん達がいることがとても嬉しく思います。皆さん、先の見えないこれからの日本・世界をどうしたら良くなるのかを、教育を通して考えられていました。今後、この熱い思いの輪をどんどん広げていき、日本の教育のNext innovationを一緒に切り開いていけたらと思います。

(編集:黒木昭徳)

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