【極論教育人類学】教育への応用できるのか?変革期だからこそ!論理的より直感的。センサーの磨き方とは。
教育の現場はコロナによりどう変わるのか?先生の気持ちや期待とは裏腹に、現場は何事もなかったかのように「今まで」に戻ろうとしているという。では、そんな中でこれからの生き方に大切なエッセンスはなんなのか?「暴論極論」で世の中を切出すシエロ教授からレポートが届いた。
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直感で行動して成功している人がいる。私は色々と考える方で、なかなか直感では物事を進められない。なので、正直憧れる。
感のいい人。感が鋭い人。
目次
直感が働く
先日の話ですが、「直感を優先して行動しがちなので、物事を論理的に考えたいんだが、どのようにすればいいか」という話があった。
その人が言うには、「直感は、行動の理由がよくわからないので、再現性がないし、なかなか応用できていないように感じるので、論理的に物事を考えたい」と言うことだった。
そこで直感的を改めてネットで調べると以下のような記載があった。
「直感的」は「論理的」の反対の意味を持つ言葉で、感覚的にものごとを見てとることです。論理や思考などの方法ではなく、一瞬のひらめきや勘によるもので、その結論に至った理由を説明することはできません。
私が考えるに、直感は生き物が本来持っている本能による判断だ。
それに対し論理や、論理的な行動は、人間が言語を獲得するようになってからであり、かなり新しい。そして後天的であるがゆえに、一度に処理できる性能が低いように思う。社会で共有できるというメリットは大きい為に社会的には有用だが、個で判断する場合には、直感の方が有用な場合も多々あるのではないか。
直感は、生命が生き残るための能力がメインになっているのではないだろうか。生存本能に基づいた危機察知能力、無意識による判断。その判断に使用するリソース、資源は計り知れない。
これの直感が有効に機能してうまく言っているのなら、論理的ではなくてもいいのではないか。と思う。
私自身は直感がうまく働く方ではないようだ。直感で動いてうまくいった記憶がない。直感がうまく働くには条件があるのではないだろうか。
直感と緊張感
私が思うに、直感を働かせるには、人という種が本来持っている、表面にあらわれる意識ではなく、その奥にある無意識が有効に機能しなければいけないように思う。
直感は野性の頃の能力。高感度なセンサーのような自身の感覚。考えることよりも多くの情報を優先度を持って処理している。そう思う。
我々が扱える意識は比較すると容量的には僅かで、無意識は意識できないだけに膨大な容量があるように思う。
膨大なキャパシティ、容量、ポテンシャル、能力を有効に機能させるには、それに対する入力情報が不可欠だと思う。
直感で生き残るには、環境に敏感な高感度センサーが必要ではないだろうか。直感をさびつかせない為には、自身の感覚というセンサーを磨くこと。その為に場数を踏むことが大事なように思う
そのセンサーは、種類により、広範囲や高感度、ノイズに強いなどの特性があり適性が異なる。
危機的状況で匂いを嗅ぎ分けるという本能も、それらの複合されたセンサーによるものだと思う。
野生のような緊張感、それがセンサーを磨き上げる条件のひとつではないだろうか。
無意識の処理能力は、先日世界一になったスーパーコンピュータの富嶽並みかもしれない。私はそう感じる。
直感の再現性、論理の机上の空論
直感が再現性がないのは、その時々の状況と違うからである。自身が自覚できない言葉で表現できない空気感のような僅かな情報も判断として使用される。そのためだと思う。逆に言うと、それが直感の強みでもある、その時々の有効解が自動で導き出せる可能性がある。論理的には、想定外の状況でも、有効な判断が導き出せることがある。
論理的は、再現性があるけど、机上の空論になる可能性がある。想定している条件と実際のフィールドにおける条件が必ずしも同じではないからだ。
論理を有効に働かせるには、結果を左右する条件をいかにその論理に盛り込めるかだと思う。同じように見えても実際は違う。それをどう見極めるか。机上の空論にならないためにはそれが重要だと感じる。
私の直感はあまり使えないが、使える直感と言えそうなのは、違和感である。物事を論理的に考える引き金トリガーになるのが、違和感である。この辺りはハイブリッド的に機能していると思う。
直感派の人も、場数を経験することで、直感を磨く。ということと同時に、後付けで、結果に影響を及ぼしたような条件を論理的に整理するなどの直感を有効に働かせる為のハイブリッドのアブローチも検討してみてはいかがだろうか。
直感は、生物が誕生してからも数億年の淘汰の末に生き延びてきた結果とも考えられる。
変革期に直感が有効と考えるのもこの淘汰の結果だととも思えるからだ。
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時代が変わろうとする。その時に大切なのは「今まで」のルールではなく、直感による時代への「読み」。間違いはもうない、全ての直感は正解なのだから。教育現場にも、そんな直感を迎え入れられたらと思う。
□シエロ教授:「暴論極論」世の中を大きく極論で切ることから出てくる本質を導く手法でnoteを展開する。