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【ここだけの保護者会】保護者と教師の新しい接点、場作りへの挑戦!

令和に元号が変わった年の暮れ、変わるのは元号だけではない。

「教育」の関係性をあたらめて掘り起こしたい想いで、高校教員である島村学先生が保護者とのイベント『ここだけの保護者会』を立ち上げている。

「保護者会って、本当に話したいことを話せているのか。」

島村先生は、そんな疑問を抱えていたという。

「学校の保護者会って、本音を言いにくいかも。」
「担任の先生に本音を言ったら、自分の子どもが嫌われそう笑」

あるとき、保護者の方にこのような想いがあることを知り、”ここだけの保護者会”を立ち上げることを決意した島村先生。

学校を飛び出した先生と保護者の方の新しいコミュニケーションの場として、これまで西東京市を中心に6回ほど開催しており、約100名の方が参加している。

これまで開催したテーマは以下の通り。

・学校で何が学べるのか
・子どもに興味を持たせることはできるのか?
・親と子の受験ストレス
・校則は僕たちに何を教えてくれるのか?
・性のコト、子どもにどう伝えていますか?

そのとき、みんなで対話したいテーマを扱っている。

”ここだけの保護者会”が大切にしていることは、みんながフラットな立場で教育について対話できること。テーマに対して正解を見つけることが目的でなく、それぞれの価値観を共有して自分の中のモヤモヤするものを解消することを目指しているため、対話が必要だという。

2019年12月。
東京都練馬区で”ここだけの保護者会”が開催された。

テーマは『◯◯◯ってどうなんですか?』

聞きたくても聞けなかったこと、言いたくても言えなかったことを参加者みんなで出し合い、全員で対話をしていく。

「学校の先生って本当に忙しいの?」
「頼りになる先生、頼りにならない先生っていますか?」

学校の中の保護者会ではなかなか取り上げられないような話題が上がり、何が飛び出すかわからない場となっている。

島村先生が”対話するための7つのルール”を提示することで、一見際どい話題でも、参加者みんなが安心して楽しそうに話しているのが印象的だ。

島村先生「色んな世代や経歴をお持ちの方に集まっていただきました。
教育について話してみたいテーマをたくさん出していただき、2時間では全く時間が足りませんでした。」

”お互いの違いよりも、お互いの共通点を知る

「このことをこれからも大切にしていこうと思えました!」と今後の開催に関しても積極的で、参加した先生、保護者の皆さんも、これからの新しい保護者会に期待が高まっている。

島村学(都立飛鳥高校):1982年東京都生まれ。工学院大学工学部建築学科を卒業後、セコム株式会社、私立高等学校を経て、現在は都立飛鳥高等学校(定時制)で勤務。企業やNPO法人と連携したキャリア教育を実践。また、学校の先生と地域の方々が集まり教育について対話する”ここだけの保護者会”を主宰。青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラム修了/PLAYFOOL Workshop認定ファシリテーターを取得。(編集部)

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