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「みんなで創る みんなの職員室」ミライプラス小林誠司の挑戦

職員室は誰のもの?学校は誰のもの?

大阪大空小学校の取り組みに感銘を受けたミライプラスの小林誠司代表はもっとこの思いを全国に伝えるべくオンラインでのイベントを着想した。

https://peatix.com/event/1565321

学校というコミュニティが様々な教育の形によってその姿が変容し、セグメント化されていく。「当たり前」とか「普通」を考えることの方がむづかしくなってしまった教育現場で大空小学校が果たした役割は大きい。しかし、あくまで学校は学校。限られた地域での出会いだけでは教育は変わらない。初代校長木村泰子先生が語るように多様な生き方、感じ方を「普通」にみんなで一緒の場所で実現すること。小林代表もこの思いを胸に全国の先生たちに発信する。小林代表の熱い想いをお届けする。

なぜ「みんなの職員室」なのか? なんで「みんなで創る」のか?

私は昨年まで大企業にて エンジニア ⇒ 技術開発マネジャー ⇒ 人事というキャリアを歩んできました。100名近い部下と共に最先端の製品向け技術開発も担っていました。

そんな時に観たのが映画「みんなの学校」でした。

そこには、障害を持つ子ども、家庭に問題を抱える子ども、みんなが同じクラスで学ぶ、教員だけでなく、児童、保護者、事務員、地域住民が一緒になって学校を作っていく姿が映し出されていました。私は大感激したのですが、一番感銘したのが大空小学校の職員室の姿でした。

自分の組織を振り返り、俺は、こんなに何でも話し合える、本気でみんなで取り組んでいるチームを作れているだろうか?と自問自答しました。

そして、この素晴らしい職員室が学校全体の空気を作り出しているのではないかと考えました。

「みんなの学校」大空小学校が取り上げられるときには、必ず”木村先生だったから出来たんでしょ”という眼で見られることがあります。私は木村先生と何度も話しましたが、「決して木村の学校ではない、地域が作る学校なんだ」とおっしゃいます。

木村先生に、「みんなの学校」で一番感銘したのは職員室の姿なんです、とお話したことがあります。木村先生は「ピンポン!あの職員室が出来れば最強。すべて上手く行くよ!」と言われました。

さあ、「みんなで創る みんなの職員室」を全国に作っていきませんか。

ワークショップを開発していくために、3月に繋がりのある先生方にご協力をいただき、ワークショップトライアルを行いました。「みんなの学校」で描かれた姿から、参加者が「印象に残ったこと」「驚いたこと」「違和感を感じたこと」を抽出し、事実を理解し、そこから一人一人がどう解釈したのかを話し合いました。

すでに新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていたこともあり、全てのワークショップをオンラインで実施しました。ZOOMのブレイクアウトルームと、Miroというオンラインコラボレーションツールを使って、バーチャルな付箋を使って、バーチャルなホワイトボード上でグループワークを行いました。

このワークを通して、現場の先生方が抱えている葛藤、日々の仕事に忙殺され見失っていること、に気付きました。

参加した先生の感想を抜粋します。

「学校のあり方について本気で語る会として、大変有意義でした!
この活動を広めるとともに、学校の本質を取り戻していきたいです。」
「全国の職員室をよりよくしようという考えに共感した。民間と教員が手を組むことで学校を変えていける可能性を感じた。」
「同じ志を持つ人たちとの意見交換を通じて、「学校は変えられる」という励みになりました。」
「いいクラスからの脱却。安心安全な職員室、教室を作りたいという気持ちが高まりました!」

作りたいのは大空小学校のコピーではありません

大空小学校は、一つの成功モデルだと思います。彼らの取り組みにはヒントが沢山存在していると思います。でも、それぞれの学校が作り上げる姿は違って良いと思います

ワークショップを通じて、参加者の皆さん一人一人がこのヒントを見つけ出し、参加者同士で対話をすることによって、皆さん自身が取り組めるアクションに繋げることが出来るのではないかと思います。

一人一人が自分が関わる組織で「みんなの職員室」を作っていく。現場の先生方、学校に関わる保護者や地域住民、そして子どもたち、みんなが関わって「みんなの職員室」を作っていけたら最高!ですよね。

「みんなで創る みんなの職員室」ワークショップ

https://peatix.com/event/1565321

▼日程
  2020年8月15日(土) 9:00~12:30
▼会場
  オンラインのみ
  ※ZOOMとMiroを使います。Miroはオンラインコラボレーションツールです。モバイル端末では操作が困難ですので、PCでの参加を推奨いたします。
  ※当日は、Peatixから届いている「チケットお申し込み詳細」メールにある「イベント視聴ページ」からアクセスするか、チケットページから「イベントに参加」をクリックしてください。
▼参加費
  早割チケット(数量限定) 2,000円
  通常チケット       3,000円
▼対象
教員(校種は問いません)
  ※仲間を見つけて1校2人以上で参加されることを奨励します。

▼課題図書
  木村泰子著 「みんなの学校」が教えてくれたこと (定価1,400円)
   ISBN978-4-09-840163-5 小学館
※課題図書を未読の方はご自身で購入し、当日までにお読みください。
  ※希望者が多ければ読書会の開催を検討致します。

▼ワークショップの流れ(変更になる可能性があります)
9:00 – 9:25   イントロダクション&チェックイン
9:25 – 10:05   課題図書に対する学びの共有
10:05 – 10:15  休憩
10:15 – 10:50  グループワーク①
10:50 – 12:00  グループワーク②(途中休憩あり)
12:00 – 12:20  振り返り
12:20 – 12:30  ネクストステップ

◾️小林 誠司(ミライプラス 代表)
ソニー株式会社に新卒入社。画像処理などの技術開発に従事。100以上の特許出願、社内MVP受賞。 世界初4K外科内視鏡などの製品化に技術開発シニアマネジャーとして貢献。その後、人事にて人材開発、キャリア支援を通じ社員の学びに携わる。2019年末に退職して独立。子どもたちが好奇心を持ち、自ら学び、考え、チャレンジする世界を作ることを目指し、ミライプラスを設立。教育関連イベント、学校現場でのキャリア教育など実績多数。ビガーゲーム認定トレーナー。

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