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聴くからはじまる生徒指導。現場の本音、その方法!埼玉県小学校:山下揺介先生

関東のマンモス小学校、学年主任の現役教師 山下揺介先生は、日々、様々な活動に積極的に参加し学校教育をいかに良いものにできるか模索している。そんな山下先生の「聴くからはじめる」教え方を取材させていただきました。

参)『生徒指導とは』一人一人の児童の生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のこと。

(今回は、一部、会話形式で記事を作成しましたので、山下先生→ Y、 ライター→ Dと記載させていただきます。)

Dは、聴いてくれない生徒指導に問題提起をしたい保護者や子どもの声を、多く聴く機会がありどのようにして偏りなくその声を社会に落とし、今後に生かすべきか日々考えている。

そんな中、「聴くから始まる生徒指導」を、まさに今!現在進行形で実行し、子どもや保護者から受け入れられている現場の先生の本音を聴くことができた!

山下揺介 先生

D 『山下先生。よろしくお願いいたします。さて、小学生の生徒指導については、色々と大変な側面があると思いますが、まず、昔はどうだったのか、お聞かせください。』

Y 『聴くからはじめる生徒指導をする前は、極端な話、問題行動があれば厳しく指導すればいいと思っていました。時には、怒鳴ったりしても。そのような指導をしてしまった子供たちには大変申し訳なかったなと反省しています。』

D (怒鳴ってたんや、、。よくみたら、昔はもしかして、こヤンキーだったん?(注)あくまでライターの妄想です、ヤンキーでなく、こヤンキー。)

そう語る、関東のマンモス小学校の6年生の学年主任、山下揺介先生。現在は、以前から聴くからはじまる生徒指導を実践されており、その想いを聞く。。

D 『では、実際に聴くからはじまる生徒指導を実践されて、どうですか?』

Y 『より信頼を得られているのではないかと実感しています。怒ると怖いみたいなことも言われなくなりました。』

D (ほら、やっぱり怖かったんや。。(汗))

D  『(汗)、、で、現場ではどのようにして学校の先生方の意思統一がなされているのでしょうか?』

Y 『生徒指導の原理について年度当初に学校全体で確認し、共通行動をしていくことだと思います。 教師は話したり修正したりするのが好きなので、聴きながら見守ることが大切だと思います。』

D 『なるほど、、。では、生徒との関わりでやりたいこと、やるべきことへの想いについても教えて下さい。』

Y 『子供たち一人一人が将来における自己実現が図れるように、小学生の時期にたくさんの魅力的な大人に出会わせてあげたいです。また、未来の教育について、社会に開かれた学校づくりを目指したいです。 学校が地域のハブのような存在になるといいなと思います。学校が地域の人々をつなぐ場所でありたいです!』

図1 学年ワークショップ資料

Y  『 図1)は、年度当初に学年でワークショップを開いたものです。 学年の担任5人全員で決めるので、当事者意識も生まれます。生徒指導で悩んだら、ここに戻るようにしています。 』

【ワークの流れ】 最初に、なぜ教員になったかなどを語って自己開示する。  ①個人ワーク: どんな6年生になってほしいか。              ②グループワーク(共有): 付箋を出して思いを語る。 似ているものはカテゴライズしてラベリング。                          ③学年目標決定(共創): 学年主任が学年目標を設定。           

Y『上記のワークを学年主任として進め、今年度は 【自分らしいリーダーとして 自ら考え行動する子 、自分も相手も大切にする子、 本気で挑戦する子、 みんな笑顔で卒業】となりました。 このような見えない力を授業で身につけることを大切にしています。』

第六学年 学年目標 

D 『素晴らしいですね!』(やっぱり、優しい先生かも(ほっ。)

Y『また、今年度から月に一回、学年で実践報告会を30分しています。 生徒指導レポートと教科指導レポートを各月で行っています。 A4用紙1枚でよいので、実践報告会までに資料を読んで参加します。 付箋に気づきを書いて、対話することで各々の実践をシェアしています。』

D 『なるほど!気づき→対話を繰り返すことにより改革が進んでいくのだろうなと感じました。先生の学校に子どもを通わせたいくらいです!本当に今日はありがとうございました。』

Y 『((笑))ありがとうございました。』

D (ああっ、緊張した。短時間でしたが、今度はもっと深堀りしたい。現場の実際が聞けたことと、勝手な妄想で山下先生が元ヤンキー疑い?→実は、めちゃくちゃ優しい先生!だとわかって大きな気づきがありました((笑))

最後に、、

学校を人々をつなぐ場所にするため、

校長先生や担任の先生、そして保護者の皆さん、つまり、大人たちが声をあげ、行動すべきであるとと感じました!

もっと、もっと、、さらにもっと、大人が子どもたちのために行動しませんか?

(アンポ―タリズム編集部:Drシャインアラウンド)

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