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「#イマデキ」学園未来部第1弾 今宮高校ダンス部‼️~「10年後の手紙」~

コロナ禍で高校最後の大会が中止・延期。そんな中「#イマデキ」学園未来部が高校生の「本音の想い」に着目。いま何を想い、どう進んでいくのかを描いたドキュメンタリー動画を制作した。

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今回、10年後の手紙を書いてくれた3年生達に初めて出会ったのは2年前になる。

その頃は1年生だった彼女達。

文化祭で生のダンスを初めて見た。

とにかくキラキラ輝いていた。

ダンスをしている時はもちろんだが、それ以外の挨拶や準備や後片付けする姿に至るまで何だか眩しくて好きな事に打ち込んでる姿って素晴らしいなと感じた。

そんな彼女達が3年生になり、先輩達が連覇を続けていたアメリカ大会の出場が決まり準備を始めていた時にコロナで渡米自粛を余儀なくされる。

どんなに悔しかっただろう。

悲しかっただろう。

でもいつまでも下を向くことなく、「今、できること」を考えて【おうちダンス】のリモート動画作成をしたり、ファイナルライブに向け、学校再開して1か月足らずの練習しかできてなかった中、懸命に「今、できること」に打ち込んだ。

おうちダンス記事はこちら
https://unportalism.com/education/educate/imamiyadance/

ファイナルライブも従来よりプログラム数も減らし、観客数も制限しながら、初めてインスタライブという形でたくさんの人に見てもらえるようにもした。

ファイナルライブの記事はこちら
https://unportalism.com/education/educate/imamiyadance-2/

そんな彼女達が10年後の自分達にあてた手紙を書いた。


10年後の私達へ

元気かどうかは敢えて聞きません。そのかわり、毎日よく眠れていますか?

今の私は胸の内にしまいこんだ悔しさと共に、長い長い夜を過ごしています。明日になったらこの悪夢も醒めるんじゃないか。そんなことはないとわかっていても、どこかでそう願っている自分がいます。未来の私達が希望に満ちた朝を迎えていることを願って、この手紙を書きます。

2019年の夏。

あんなに自分と向き合えたのは初めてで、毎日が新鮮だったね。

仲間がいたから、目標があったから、がむしゃらに頑張れたよ。

沢山の方々に支えられて過ごした日々。

本気の練習を通して、挫折や成功をも共に経験することができて、私たちの絆は一気に深まった。

『今宮飯店』で全国1位の成果を果たせたことは、私たちにとって大きな自信になり、「アメリカで今宮飯店を踊りたい!」という気持ちがさらに強くなったよね。いよいよ自分たちの番が来たと感じたよ。

二学期の終業式、コロナで部活ができないって言われて、みんな不安の中、自粛期間を過ごしていたよな。

正直始めは「1ヶ月後やったら行けるんちゃうん?」って思ってた。

でも練習したくてもできない日々、みんなに会いたくても会えない日々が続いて、心の中の不安がどんどん大きくなっていった。

「スーツケースまだ買わんとって!!」って言われて、、、不安な気持ちは大きくなるけど、まだアメリカで今宮飯店を踊れるって信じてた。このまま終わりたくない、アメリカで今宮飯店を踊りたい、、みんな最後まで諦めへんかったよな。

しかし、私たちの夢は一つのウィルスに消し去られた。

『渡米自粛』この言葉を聞いた時、目の前が真っ暗になるような気がした。

夢なら早く覚めて欲しい。心からそう願った。

「ほんまはまだアメリカいけるんちゃうん?」

「そんなに簡単に私たちの夢は潰されるの?」

アメリカに行けないとわかってから数日経っても現実をなかなか受け入れられず、まだ妄想に縋っていたかった。でもどこかで引退ライブは絶対に成功させてやるという熱い気持ちを持ち始めていた。

どんな風に伝えればみんながまた夏の勢いを取り戻せるかな、どんな風に動けばみんなの心がまたひとつになるかな、厳しい現実を受け入れながらも引退間近にしてキャプテンとしてチームを引っ張っるプレッシャーと、その難しさに改めて沢山悩んだよ。

自粛期間もそれぞれ動画を送り合って練習してみたり、何度も試行錯誤して色々できることをただひたすらにやってみようと思った。

どうしても最後にみんなと踊りたくて、舞台に立ちたくて、一緒に頑張ろうって言ってくれたチームメイトと諦めずに頑張った。

短い時間、忙しい中で迎えた引退ライブは、29人全員が今まで1番輝いた最高の1日になったね。寂しさがいっぱいで涙は止まらなかったけど、本当に楽しくて嬉しくて、改めてみんなと出会えて良かったなって心の底から思いながら、精一杯踊った。

沢山の方々に支えて頂いて、最高の仲間に出会えて、有り難すぎるくらい素敵な環境でここまで頑張れた私たちは本当に幸せだったね。

最後までみんなのキャプテンで居させてくれて本当にありがとう。みんなから感じさせてもらった沢山のことは一緒に大切にするね。

人と人との繋がりがこの時代の自分たちにとってこんなにも大切だったこと。

当たり前に生きていられたのがどれだけ有難いことだったか。この状況になって初めて気づけたことがたくさんあったよね。

辛いこともあったけど、得て身になったこともある。未来を生きる私達もそんな風に考えていられたら、きっとこの手紙も笑顔で読んでくれるよね。

みんなに出逢えてよかった。

本当にありがとう。

イマデキ公式サイト

https://imadeki.jp/


悔しかったこと、悲しかったことがあっても、ちゃんと前を向き進めたこと。今できることを考えて行動できたことをきっと10年後のあなた達は改めて自分達を誇りに思い、そして10年後の今できることを頑張っているに違いないだろう。

(編集:unportalism education 編集部)

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