【起業家高校生】ファッションオンラインショッピングに革新を!!
新型コロナウィルスの影響で「stay home」が浸透していった中で『家での過ごし方をもっと快適なものにしたい』との思いから埼玉県立熊谷高校に通う現役高校生である坂上大斗氏が、新規事業を立ち上げようとしている。
AR技術を用いた試着サービス×コーディネートアプリケーション「fitty」
「ファッションオンラインショッピングだと試着する事ができない」という購入者が真っ先に思うであろう懸念点をAR(拡張現実)技術を使って「自分に似合うかどうか分からない」を解決し、更に「新しいスタイルを見つけたい人」がオンラインショッピングをより便利に、より楽しめるようにするのが目的だ。
この新規事業は、完全オンラインで行われている、オンラインインターンコンテスト「オンコン#4」に坂上氏が参加して、見ず知らずの仲間とチームを組み、その中で生まれたのが「fitty」だったのだ。
通販だと一人で画面とにらめっこで楽しくない
更に、この立ち上げ中のサービスのポイントはAR技術の活用だけではない。「自分のファッションスタイルと似た人を見つけたい」という潜在的なコミュニケーション需要にも焦点を当て、ファッションを通したコミュニティ形成までもデザインしていくという構想が面白い。
複合的コミュニケーションプラットフォームの可能性
スマートフォンを通して登録されている服をAR技術で着ているかのようにするオンライン試着の工程の中で「撮った写真をアプリ内で共有する」機能を実装予定。このことにより、自身のコーディネートを共有できるようになることで様々な人にコーディネートをしてもらえることも可能になるようだ。
この横展開によるユーザー増加、コミュニティ形成を促しながら「オンラインファッションショー」などのイベントをも定期的に開催し「コミュニケーション」「自己表現」「共有体験」というストーリーを描いているのだ。
オンラインファッション界へ新しい切り口を実現させるために
サービスリリースのために多くの企業の賛同、技術力に資金が必要であることを理解し、現在は企業とユーザー双方の市場調査を行っている。
新規事業立ち上げに奮闘する現役高校生でもある坂上 大斗氏は、「通販での購入のしにくさの解消はもちろんショッピング本来の楽しさであるエンタメ性という要素を強める事で既存のアプリケーションとの大きな差別化を図っています。」
「ビジネスモデルとしては企業から広告費として料金をいただくという事と、コーディネートの共有から生まれる相互コミュニケーションが企業とユーザー双方のサブスク機能に派生する事も想定しています。」
「更に、企業が宣伝したい商品をお題にして、対象アイテムでユーザーはAR技術を使ったオンラインコーディネートを活用し、それに合う私服を組み合わせる事でサービスアプリのエンタメの一面が『企業の売り出したいアイテムを使ったコーディネートで埋まる』と言う、今までにない大きな宣伝効果を生み出せると思ってます。」とコメント。
現在、ユーザー調査は運営側と対象年齢層が一致する事から順調に進んでいるが、企業側の調査に苦戦しているそうだ。
ファッション関係者、アパレル関係者とのアポイントメントを作っていっており協力者を募っている。また、今回のコーディネート事業そのものに興味・関心があり、共に力を合わせてくれるメンバー参加も募集しているとのこと。
急速な舵切りでオンライン化が凄まじいスピードで進んでいく中、オンラインファッション界にも新しい切り口が生まれようとしている。
(UNPORTALISM編集部)
坂上 大斗プロフィール
問い合わせ先:fitty.fitty2020@gmail.com