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【夏季特別連載①】水曜どうでしょうVSダウンタウンDX:コロナで演出は?プロデュースは?はたまた生き方、考え方は変わったのか?新作間近の「藤村&嬉野VS西田テレビマン対談の行方」

先月某日、時代が大きく変化を起こす最中、局の垣根を超えてTVマンが談笑していた、久しぶりに。北海道テレビ放送の伝説的バラエティ番組『水曜どうでしょう』の立役者である最強コンビ“藤やんうれしー”こと、藤村忠寿氏と嬉野雅道氏と読売テレビの長寿バラエティ番組『ダウンタウンDX』を長年演出してきた西田二郎氏。以前から交流の深い3名によるコロナが一度落ち着いたと思われたタイミングでの記録。たまたま三人で話している内容が久しぶりということ、またコロナを経てのこともあってかドンドンとヒートアップして深い内容になっていったこともあって対談として記事にすることにした。今回から特集という形で「特別対談」をお届けする。今回はズバリ、新型コロナウイルス自粛期間~コロナ禍その後について。それぞれの過ごし方や考え方を初公開する!:以下3名略:西、藤、嬉。(文責:sunny)

マスク姿のスリーショット。左から嬉野雅道氏、西田二郎氏、藤村忠寿氏

三者対談 vol.1 : 自粛期間ステイホーム編

体験から得た気づきを発展させる

西 —「コロナの影響で何か変わりましたか? 気づいたことなどありますか?」

藤 —「この数カ月は、今まだかつてないほど会社に行かない期間だったかな」

嬉 —「足並みが揃わない感じ? 今年4月から都市部を中心にステイホームになったじゃない。それから、全国的に自粛を余儀なくされていく。それはそれで、皆んな同じことをやっていることが、悪くはなかった。でも、それから自粛解除になると個々の、別の感度で世界が見えるというのか、皆んなが生きてる世界が違う? そのことで足並みが揃わなくなっていて。だからといって、どうしていいの分からない。何が正解か分からない。俺も正解を持たないし……。そんな感じ」

西 —「分からないっていう、仮説がセッティングベースになっていて、より分からない。そこで、嬉野哲学としてはどうなのか? コロナの状況は自粛を経て、混乱なのか精度が上がったのか知りたい。教えて欲しいですね」

嬉 —「どーなんだろうね。今まで考えてきたことが、役に立たない。たいして使い物にならないような」

西 —「使い物にならない? 答えが出せないってこと?」

嬉 —「うん、出せないでいるね」 

西 —「それはむしろ、嬉野さんみたいに、今まで向き合ってきた人の方が、答えを出せないってことじゃないですかね? 仮に、適当に今までを過ごしてきた人っていうのは、今もフワッとしていて。あ、コロナ? さほど変化を感じられることもなく、こんな程度……となっているように思えるな。ここから考えられるのは、目に見えないことに対して、気をつけようがないけれど、気をつける意識それは向き合ってきた人ほど、注意深く見えないことにも真剣でいられるんやと思う」

嬉ー「うんうん。」

藤 —「突然きた流れに、どうやって対応していくかってことだよね。常に、それをどう良い方へ転がしていくという意味でも。災害もその一つで、災害にあって悲しいということよりも、災害にあってしまったのだから、悲しみよりも“災害にあって分かったこと”という風に意識を向けていく。悲しさ、怖さよりは、その地域、周りの皆んなが体験したことなのであえて言わなくてもいいんじゃないかな。そこで体験から得た気づき、意識の向け方で行動に変化を起こしていけると思うんだね」

西 —「あ!!そんな中でトリのやつ。トリにエサあげようって……なった?」

藤 —「はい、はい。そう、そうだね。あれは日本中が自粛で家に閉じこもるって流れがあって。だから家を出るなとなれば。『水曜どうでしょうハウス』に1人きりでこもる、に繋がっていった……というやつね。鳥を見るまでは帰らない……帰れない?(笑)

■水曜どうでしょう:野鳥観察の刑一日目

バラバラの状態を繋げていく難しさ

西 —「社会構造が一つにまとまらない感じはある。思ってもないことで仕事になってしまったというのか、何の理由もなく重い空気というか、ドーンっとなってくる感じがあるよね。」

藤 —「バラバラを感じるのが、また辛いよね。各々のメンタリティーが違うのに、一つにまとめるのは大変なこと。仕事の状況、世代の状況もそういうことで、何かバラバラになってしまったような」                    

西 —「無理矢理に言われないと、言語化しない……。これも今、自粛が解除されてるから言えることなのか? 嬉野さんはコロナ自粛期間、何か感じていたことはありますか?」

嬉 —「答えは出ないですよね」

西 —「あらためて言いますけど、今まで嬉野さんは、答えを出してきた人じゃないですか?」

嬉 —「下手すりゃ、コロナに感染したら死ぬんだろうな。と思うと、揺らぐよね……。揺らぐと、コロナに対しての対処法はまだ無いから。だから家にずっと居る、となる。答えの出ないままに」

西 —「感染しないという、確証はないですからね」

嬉 —「だからといって、感染者は増えてはいるけど、ほとんど感染しても8割くらい?の人は無症状で平気だったりするワケでね」

動けないときこそ、思いをカタチにして残したい

西 —「僕はね、突然何が起こるか分からない。コロナで自粛を余儀なくされる事態にまでなるとは。今まで以上に、そんなことを痛感しながらリモートを中心に、新しい取り組みを模索しながら。周囲のことも配慮して、車中をテントの中みたいにしてリモートワークしてた。外で動けない今だからこそ、できることに意識を向けて、離れた場所でも繋がれるリモートのメリットもあるわけで。より広がりを持ち合わせて“みんなで何かを作る”ことで交流していた。」

藤 —「活動しにくい時期に、多くの人と何かを繋げていきたい? 二郎ちゃんの、その考え自体がすごいよね。自分には、その発想がないな。日本全国で何か……。やっぱり、自分は1人に向いてしまう」

西 —「動けないときこそ、カタチに残るようにしたいと思ったから。TVとはまた違う形態で、各地域の繋がりあるメンバーで『2020全国の桜リレー』として、当初はまだ自粛前の3月下旬、全国の桜の動画を集めてみようと声を掛けたりね。エデュケーション関連で学校の先生たちと交流を深めたり、京都フィルハーモニーとリモートクラシック版の『東村山音頭』の発表なんかも新しい取り組みだったかな」

■2020全国桜リレー

藤 —「リモートで音楽を繋げていく。確かに、色々なパターンの動画が出始めていたりしていたよね。そんなとき、自分は個性を大切にしたいという思いが強かったかな。個人に向けたときは“役割”でやっていくのとはまた別だからね。自然の発想で沸いてくる、はあるかと思うけど。自粛の時期はどうにも、モノを書くにもクリエィティブには……気持ちを向けられなかったな。アーティストの人達はとくに、“出ない”ことが大変だっただろうね」

■京都フィルハーモニー:リモートクラシック版

 コロナ前とは、明らかに世の中の動きも大幅に変わってきたことで、戸惑うことも増えている。平時ではなく、動きがとりにくい状況、その中で対談を通して三者三様の考えでありながらも“時代を読み解くTVマン”らしい、新たな取り組みが始まり、より強い一歩を踏み出そうとする話題で盛り上がる。

この先は—対談vol.2 :沸く?発見編につづく


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