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【空想のイラスト作家 やまかわやすよ】 頭のなかのイメージを自由な発想で描くイラスト作家

写真家 月彦 × アーティスト #1

写真家 西谷月彦が今輝いているアーティストを特集するシリーズ。第一弾はイラスト作家のやまかわやすよさん。頭の中のイメージを自由な発想で描くやまかわやすよさんにインタビューを敢行してみた。

やまかわやすよ

【共感ではなくって、共鳴でもなくって、共振】

この絵は、NJこと西田二郎氏のLive『西田二郎総合エンターテイメント』に参加したときの感想絵。

月彦〉「NJのエネルギーに自分を映し見ているような不思議な感覚の作品ですね。」

やまかわやすよ〉「この絵を描いたことが転機になりました。自分の姿は自分では見れないから何かに映してみますよね。鏡では姿しか映せないから、人に映してみたり、感情に映してみたり、流れる雲に映してみたり、そのときの心の動きが私自身なんです。無意識にそうしていたことに、この時はじめて気がつきました。」

【3人のたまごさん】

「テレビとラジオのトークの時間Vol.3」 ~越前屋俵太 裁判~ トークライブを見ての感想絵。

 

【トキハナツ】

西田二郎氏マキタスポーツ氏著書 「バカともつきあって」を読んでの感想絵。

【描き続けることの葛藤】

月彦〉「以前の作品と比べると最近の作品は圧倒的に色数が少なくシンプルな描きかたが多いような気がしますが、何か心境の変化ですか?」

数年前のアートフェアに出展した際に、ある審査員から「かわいいだけのイラスト」と酷評を受け、描くことに恐怖を覚え一旦筆を置いていたとのこと。「かわいいイラスト」は作品となりえないのか?と自問自答の日々を過ごいたらしい。その時期に出会ったのが大津絵。

大津絵 前進如猪

大津絵 山伏

 

【色数少なくシンプルに描く】

やまかわやすよ「大津絵とは、滋賀県大津市で江戸時代初期から名産としてきた民俗絵画で東海道を旅する旅人たちの間では土産物・護符として知られていました。シンプルでのびのびとした描線、どこかユーモラスで風刺のきいた絵柄、そして独特の鮮やかな色彩に惹きつけられます。胡粉、赤橙、黄土、素鼠、タイシャ、若葉、そして墨。シンプルで力強い色彩で描き上げられる大津絵に感銘を受け、習い学んでいくうちに、自身のイラスト作品に大津絵のエッセンスが顔をだしはじめました。」

赤橙のクマさん

ミチカケ

春よこい

いい夢を

【表現することを選び、進み続けていく】

月彦〉「私はやまかわやすよさんの初期の頃の作品、特に『赤い傘のおんなのこ』も好きなのですが、子供や動物をテーマにされたかわいいイラストは描き続けていかれるのか、またその先への作品に対する思いはありますか?」

やまかわやすよ〉「もちろんです。かわいいだけという言葉に落ち込んだ時期もありましたが、私自身にもそういう思いがあったから胸に刺さったのだと思います。人は自分が見たいものしか見ないと言います。私はかわいいものしか見えていないし、描けない。足りなかったのは、覚悟を持って発信すること。ではないかと思っています。」

赤い傘のおんなのこ

うまれる

雨粒にうつる色

あつまるひろがる(一部)

おやすみ

最後まで明るい笑顔で丁寧に答えてくれたやまかわやすよさん。絵を描くことでの苦悩や葛藤の日々。自ら問いかけた時間は無駄ではないことを作品が教えてくれる。その姿から以前よりも増して、創作意欲へのパワーとなっていることが嬉しく思えた。

まだ日程は未定ではあるが『やまかわやすよ作品展』も構想中らしい。

そして2020年には……

以前に酷評を受けたと感じたアートフェアにも再度挑戦する決意を固めているそうだ。

これからも【空想のイラスト作家】やまかわやすよさんからますます目が離せない。

インタビュー 編集 西谷月彦

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